第282回
≪薬食同源療法≫についての質問
最近、何人かの読者の方から質問メールが来ました。
「ご著書『ガンを切らずに10年延命』拝読いたしました。
私も食道ガンに罹り、
昨年、外科手術→本年三月に肝臓に転移→
抗がん剤治療・漢方薬治療を経てきたのですが、
多々印象深い個所があり、
また今後の生き方に大いに参考になり、
勇気づけられました。」
こうしたメールに代表される、
僕の続けている薬食同源療法に対する質問です。
病院での治療のほか、退院後に続けている
天仙液(複合漢方薬)やブラッジンガー(黒焼き玄米全粒粉)
について詳しく知りたいという内容です。
ガンといえば、手術、抗ガン剤、放射線という、
いわゆる「標準治療」については、
大病院の医師によるガイドブックがたくさん出ておりますが、
多くの患者さんは、やがて、こうした治療だけでは、
ガンの再発や転移が防げないのではないか?
と不安を抱くこととなり、
僕のようにさまざまな治療法、養生法の中から、
自分自身で、選択の幅を広げているのが現実ではないか?
いまでは、医師の勧める免疫療法や遺伝子治療の併用も
盛んに喧伝されておりますが
これとて、高額の医療費の割には、
いまひとつ信頼が足りないということも
これまた現実でしょう。
もちろん、いまの西洋医学一辺倒の医療体制では、
ガンの決定的治療法とはなりませんし、
ガンの正体すらも、
マスコミで喧伝されるほど解明されておりませんから、
患者と家族の皆さんは、
ますます、周到に、慎重に、自分の体質や症状に合った、
ガン治療組み合わせを思案する、工夫する――
これが“常識”となってきた時代だと思います。
さて、僕自身、手術は拒否しましたが、
放射線と抗ガン剤の治療は徹底して受けました。
そして、ガンをただ焼いたり、叩いたりするのでは、
効果の半面、激しい副作用によるダメージが、
体の免疫力を下げてしまう、いや、むしろ、
再発や転移の危険を誘発するのでないかと判断して、
まず入院中から、天仙液とSOD(健康補助食品)を併用して、
生命力アップを図りました。
その結果、退院後の再発・転移の防止のために組み入れた
自宅療養法が東洋医学を中心とした
次のような、3つの薬食同源療法でした。
1.天仙液による「漢方複合療法」(注・日本では未承認薬)
(王振国医師)
2.漢方せんじ薬を中心とした「ホリスティック療法」
(帯津良一医師)
3.玄米菜食によるマクロビオティック食養生法
(山村慎一郎・食箋指導者)
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