ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第275回
≪揺らぎなき自己の確立≫について

この肉食過多、食品汚染、
医療破綻、いのち情報の混乱の時代だからこそ、
氾濫する≪機械論思考≫をやめて、
≪全体論思考≫を見直そう――、
≪食はいのちの源なり≫として警鐘を鳴らした、
食の革命児=マクロビオティックの始祖・桜澤如一の
いのちのメッセージをわが身に照らして見直そう――、
と書いてきましたが、この問題について、
じつに興味深い論文が出ましたので紹介しましょう。

「禅とマクロビオティックと人間と」と題して、
「月刊むすび誌」(※1)8月号の巻頭10ページに
掲載された大特集です。
この雑誌を主宰している、
正食協会の岡田定三会長が講演で語られたことを
総集した論文です。

ご存知の方も多いと思いますが、
岡田定三さんは桜澤如一の最後の直弟子で、
50年前に桜澤のすすめで雑誌を創刊。
その600号記念の21世紀へのメッセージとして
≪私たちが生き延びるための
最後の鍵について≫語られたものです。

そして、この不確定の時代に、
マクロビオティック食哲学を通じて、
≪揺らぎなき自己の確立を果たす≫ための
いのちの心得、人生の最高判断力、
自己改造の知恵について、
≪隋所作主≫(ずいしょさくしゅ)
≪行住坐臥≫(ぎょうじゅうざが)
といった禅語を引用しつつ、
じつにさわやかに述べておられます。
興味ある方はぜひ読んで、座右の銘としましょう。
きっと、気持ちがゆったりとして、
あなたの心身がエンパワー(力づけられる)されるはずです。

ちなみに、岡田さんの解説を
僕なりにちょっと意訳すると、
≪隋所作主≫(ずいしょさくしゅ)とは、
人間は幸せになるために生まれてきたのだから,
周りに流されて自分を見失うな・・・
≪行住坐臥≫(ぎょうじゅうざが)とは、
日常の立居振舞は大自然の理
(宇宙・自然の生命秩序)にかなったものとしよう・・・、
といった意味となります。
まさに、蔓延する機械論思考に警鐘を鳴らす、
日本人らしいホリスティックな全体論思考
のメッセージだと思います。

では、
「21世紀、人類が生き延びるための最後の鍵」とは何か?
岡田さんのメッセージから、
そのさわりを明日、紹介します。


※1 http://www.macrobiotic.gr.jp/publication/musubi/top/


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2009年8月18日(火)

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