ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第274回
食べ物と≪変調感覚≫に敏感になろう

西洋医学や西洋栄養学に基づく
≪部品修理のような医術礼賛≫、
≪ガソリン交換のような健康食礼賛≫・・・の報道が
まだまだ、さかんに持て囃されていますが、
一方で、ガンの再発転移による訃報記事は、
今日も増え続けています。

おさらいしますが、≪人間は機械部品の集合体ではない≫
≪東洋医学がいのちの実学として優れている≫――、
と、世界各国で説いて回り、
自らの身を挺して≪食の生体実験≫をしつつ、
多くの難病患者を救ったのが、
マクロビオティック玄米菜食法の始祖・桜澤如一でした。

この肉食過多、食品汚染のいまだからこそ、
≪食はいのちの源なり≫
≪人間は食べ物のおばけである≫と警告した
マクロビオティックの始祖・天才桜澤如一の
いのちのメッセージをわが身に照らして見直しましょう。
きっと、元気で長生き、
そして、家族の幸福を掌中にできるはずです。

ところで、江戸時代の観相家の水野南北も、
≪食はいのちなり≫と説いた人として有名ですが、
牢獄から出所したときに、
易者に「凶相あり、1年も生きられない」と告げられ、
やはり≪食は運命を変える≫を実践家となりました。

東洋医学だ、食養生だというと
非科学的な学問であり、それを提唱する連中は
胡散(うさん)臭い奴だと敬遠されがちですが、
生命や宇宙とは、機械的に1+1=2などと、
割り切れるほど単純なものではありません。
≪胡散臭い=何となく怪しい≫・・・という意味ですが、
本来、人間のいのちとは、まさにミステリアス、
≪胡散臭い≫のが当たり前なのではないでしょうか?

わが身を呈しつつ、生体実験しながら、
哲学的に生化学的、生物学的に分析し、
人間を幸福にする≪最高判断力≫を無双原理として
複眼的に看破し、西洋医学の拠点に乗り込んで
多くの欧米人の難病奇病を治したのが
「食生活の革命児」=桜澤如一でしたから、
いまこそ、日本人が誇るべき≪いのちの実践先見者≫として
見直すべき時代が来ている――、
僕はそう痛感しています。

もちろん、こちらは医業を生業としている者ではありませんから、
あまり、食哲学や全体医学を振り回して
西洋医学と対抗してもなんの得にはなりませんので、
このあたりで止めておきますが、
病気を治す、いのちを掴むということは、
≪医者に阿(おもね)って機械的な医術を礼賛する≫
ことではありません。

元気で長生きしたいと思ったら、
≪生体実験≫とは言わないまでも、
≪己を知る≫、つまり、
食による身体の≪変調感覚≫について、
より敏感になることが大切だと思います。
これが単眼的医学や短絡的栄養学に騙されずに
幸福と平和と自由な人生を掴むヒケツだと思っています。


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2009年8月17日(月)

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