ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第264回
クイズもどきの≪健康食礼賛番組≫2

医学のみに限りません。
ますます複雑化する政治や経済、
また、複眼的な工夫を強いられる人生設計とは、
勝つか負けるか、良いか悪いか、効くか効かないか・・・、
果ては一発で完治するといった
ただの単眼思考、短絡志向では解決法は見つけられません。

ますます、全体の調和から知恵を生み出す、
≪全体論≫が、社会全体のレベルはもとより、
個人個人のレベルでも見直される時代が来ていると、
思いますが、皆さんはどう考えますか?

たしかに、西洋医学は技術の面から見れば、
格段の進歩をしております。
嬉しいことです。これは否定しません。
しかし、ことガンのような難病に関して、
毎年、死亡者が激増していることを見ても分かるとおり、
西洋医学としては、その正体も、治療法も、
ほとんど解明できておりません。

テレビ番組などでさかんに絶賛される、
内視鏡手術や細胞再生といった最新の医術にしても、
冷静に見れば、いわば≪臓器レベルの応急技術≫の
たんなる改良にすぎないものでしょう。
世紀の大発明だと大騒ぎすることもありません。

ですから、不幸にしてガンにかかってしまったら、
最新医術が開発されたからといっても、
絶対治療といえるものではありませんから、
自慢する医師と一緒になって大喜びしていいものか?
それは疑問だと思います。

患者と家族のみなさんが、
わが身の人生丸ごとの生き方に照らしわせて、
情報を読み取ったり、冷静に評価することが、
ますます肝要になってきたと、僕は思います。

いま、患者のみなさんが
冷静にチェックすべき記事やドキュメントが、
たくさん溢れています。

たとえば、機械部品交換ともいえる
≪臓器レベルの医術礼賛≫の報道だけではなく、
「これを食べれば難病にならない」といった
≪健康食礼賛≫の短絡的な情報が
問題となったことが何度もありました。

「キノコが体にいい」、
「納豆が血液をきれいにする」・・・、
などなど、≪これを食べれば病気が治る≫という、
≪健康食≫の一品礼賛番組の氾濫でした。

この飽食過多の時代、食品汚染の時代に、
とくに、食べ物に関する
≪単眼思考≫や≪短絡報道≫・・・
これもとても危険な話なのです。


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2009年8月7日(金)

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