ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第259回
≪患者は壊れた機械≫ではありません

前回、いま医師と患者の間で起こっている、
≪いのちの格差≫とは、
わかりやすく図式すると、
次のような双方の≪いのちの発想の違い≫
から起こったものだ・・・と、申し上げました。

●医師の立場=
人間機械論(人間は≪機械部品の集合体≫である)――、
●患者の立場=
人間全体論(人間は≪身・魂・心の集合体≫である)――、

ところで、物事の把握法の一つとして、
「機械論(アトミズム)」の反対語が
「全体論(ホーリズム)」であり、
この違いを知ることは、これからのあなたの
治療設計、人生設計に役立つことは間違いありません。
患者のみなさんは、この違いは知った上で、
治療設計、人生設計を
立てていただきたいと思っています。

ちなみに、ちょっと専門的になりますが、
機械論と全体論の定義は、
以下のような意味合いです。

●機械論=人間も機械も部分の組み合わせで
構成されているものであり、
部分を取り替えても全体を損なわれないという思想。
近代西洋医学の手術、臓器移植や、
リストラなどの組織論も
こうした考え方に基づいています。

●全体論=部分をもう一度組み合わせても、
元の全体には戻らない。
全体は部分の組み合わせではなく、
それ自体に意味のある一単位という考え方。
ホリスティック医学(全体医学)の発想法は
この立場です

これ以上、理屈っぽい話はやめておきますが、
今一度、患者のためのガン基本発想を繰り返します。
≪患者は壊れた機械≫ではありません。
≪患者は医師のための実験試験管≫でもありません。
これからは、患者だからできる
≪生命力アップ法≫を思い起こして、
元気で長生きのヒケツを工夫しましょう。

≪長寿美談時代≫とは≪難病醜聞時代≫
でもあります。
患者が主治医、患者が総合医――
≪ガン患者学・逆転の発想≫でのぞみましょう。


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2009年8月2日(日)

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