第242回
漢方生薬の高騰にびっくり!
これからの経済は≪中国市場の成長次第だ≫とは、
よく言われることです。
≪アメリカがくしゃみをしたら日本が風邪を引く≫のではなく、
≪中国が腹痛を起こせば、日本が下痢をする≫・・・
といった話です。
たとえば、食料問題。
「中国が人口急増や経済発展に伴い、
食料輸出国から輸入国になったから
国際的な食糧の需給バランスが変わる。
食料高騰の危機につながる。
地球規模の食糧危機につながる。
日本の食糧自給率は、
昭和40年代で70%あったのが、
平成12年には40%と大幅に下がっているから、
中国次第で日本も危機に陥る」といった論評です。
ここに、内外の投資や事業のねらい目があるわけで、
hiQでも、これからの銘柄は食料や水関連だという
株式指南が増えていますが、
食糧問題が株価に≪吉≫とでるか≪凶≫とでるか?
そして、これからお話しする薬品銘柄はどうなるか?
それはhiQの専門家の先生方の慧眼に任せたいと思います。
さて、僕は、日ごろから、健康保持のために、
「食こそいのちの源」「薬食同源」というわけで、
食物を大切に考えていることは、
このコラムでも何度も書いてきましたが、
その食料市場ばかりか、薬品市場にも
大きな異変が起こったのです。
漢方生薬の高騰です。
先日、病院からの請求書を見てびっくりしたのですが、
僕の煎じてもらっている漢方薬が、
なんと70%も急騰。
1ヶ月20,000円ほどだったのが、
35,000円ほどになったのです。
ご存知のように、漢方の処方薬には、
一般薬のように医療健康保険は利きませんから、
まるまる自己負担となります。
ま、僕は、漢方薬のおかげで、この10年、
≪元気で長生き≫できたわけですから、
感謝すれこそすれ、恨みつらみなどありません。
しかし、これから、ガンに限らず西洋医学の治療では治らない
難病が増えていくというのに、これは困った傾向だなァ。
患者が西洋医学の≪薬漬け≫に悩まされるだけでなく、
東洋医学の≪生薬の高騰≫に悩まされるのは、
心配だなァと思ったわけです。
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