ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第237回
≪猛暑冷房≫に気をつけよう

いまや長寿長生きの時代です・・・。
電車でもバスでも、デパートやスーパーでも
朝から夕方まで、買い物袋を抱えた高齢者の姿を
たくさんみかけるようになりました。

冷房のきいた電車やバスでは、
若者はTシャツ一枚で「暑い、暑い」と汗をぬぐっていますが、
高齢の女性が乗ってくると
「寒い、寒い」とショールを首に巻いたり、
白い手袋をはめたりする光景が多くなりました。

古来から『冷えは万病のもと』といわれますが、
寒さが厳しくなる11月ごろから2月ころに
体調変化のアクシデントが起こるばかりではありません。
ガンの患者さんでも、退院後、
せっかく、食事療法や代替療法を続けて回復したというのに、
とつぜん、症状が悪化して亡くなるケースがあります。
いろいろ調べてみると、季節の温度の変わり目、
酷暑期の冷房が、体調不良の引き金となりますから、
とくにこの梅雨時を上手に乗り切ってきた患者さんは、
体を冷やさないように注意してください。
スワっ!ガン再発かとあわてるのではなく、
また、ただ化学劇薬や検査にたよるだけではなく、
なにはさておき「冷え」予防に心しましょう。

人間の平熱は36度ですが、これが0.5度下がるだけで、
免疫力が40%下がるという報告もあります。
病人の体温が下がることは死に近づくことを意味します。
僕は退院から10年たちましたが、
なんども再発や転移の危機に襲われました。
しかし、なんとかクリアできたのは、
薬草や薬食療法で体を温めることはもちろん、
日頃から携帯カイロでも湯たんぽでも、
身近にあるものを使って、
体を冷やさない工夫を心がけたことが
大きな理由だと思います。

えー?そんな子供騙しみたいな療法で
ガンに立ち向かえるはずがない――
大抵の人が苦笑いするのですが、
「冷えはガンのもと」という教訓を忘れた人が、
ガンをこじらせて病院に駆け込み、
抗ガン剤治験薬やモルヒネを浴びせられ、
死を急いだ例はたくさん見てまいりました。

病気の不調を感じると、すぐ病院に駆け込んで、
薬をドサドサと服用しがちですが、
化学薬とて体を冷やし、体調を崩す原因となりますから、
まず「体を冷やさない」工夫を、食べ物や身繕いでこらすことが、
あらゆる病気克服の基本なのです。


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2009年7月11日(土)

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