第226回
玄米菜食本が3倍の高値?
季刊雑誌「いのちの手帖」第4号で、
自然食品店「あらいぐま」(東京・目黒)を
経営しておられる遠藤京子さんに、
「マクロビオティック料理の奥深さに魅せられて、
食堂経営を決意するまで」と題した
エッセイを書いていただいたことがあります。
遠藤さんは、いろいろとボランタリーな
社会活動をしている方ですが、その忙しい中、
マクロビオティック料理の師範の資格も取るという、
じつに実践的で自然自由思考の人です。
自然食品店、さらにマクロビオティック・レストラン
(いまは休業中)の開業にいたる経緯を、
ご自身の生い立ち、
ご家族の病気・死などを踏まえて書いたものです。
先日、その遠藤京子さんのよきパートナーである
作家の山口泉さんから、
「遠藤京子さんが目黒区から講師を依頼されて、
マクロビオティック料理教室を開いたところ、定員20人に、
なんと120人の応募者が殺到して驚いています。」
というメールをいただきました。
たしかに、最近のマクロビオティック玄米菜食は、
≪美容と健康≫に良いというので
とくに若い女性に人気となっているのは承知していましたが、
これほどのブレイクとは、僕自身もびっくりしました。
ちなみに、僕には「しなやかな玄米菜食...」
というマクロビオティックの実用書があり、
3刷まで売れた本がありますが、
いまは版元の都合で絶版となったために、
これがなんと≪幻の名著(迷著?)≫となったのか、
AMAZONなどのオンライン新古本市場では、
4,000円とか4,500円とか・・・3倍の高値で売られているのです。
僕が10年前に、始めたころは、
マクロビオティックなんて、
ほとんどの人が知らない食事法でしたから、
このブームは隔世の感がありますね。
遠藤京子さん自身からも、その驚きと、
準備のてんてこ舞いの様子が報告メールで届いていますので、
明日、またお知らせしましょう。
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