第218回
明治大学の≪生老病死≫講義より
今月の始め、明治大学の「リバティアカデミー」
(東京・千代田区神田駿河台)の
「文化としての生老病死」講座で
1時間半、講義をしてまいりました。
「ガンを切らずに10年延命」の体験談はもちろんですが、
「寝たきり長生き」ではなく、「元気で長生き」――
ずばり、逆転発想の「ガン患者学」の
ヒケツについて語ったものです。
ちなみに、この「文化としての生老病死」全10回の講座は、
明治大学法学部教授で明治大学死生学研究所代表の
金山秋男さん(アメリカ文化論、比較宗教、宗教民俗学)の
企画で、各大学の教授、牧師、僧侶、厚生医療関係者が
リレー式に講演するものです。
金山教授は講座の趣旨を、次のように語っておりました。
<余りにも速い時代の変化の中、
様々なストレスを抱え込んだ私たち一人一人が病んでいるように、
社会全体も深刻な症状を露呈しているように思われます。
それがリストラ、失業、汚職などとして表面化し、
さらにそれらが様々な凶悪犯罪や大量の自殺や
孤独死を生み出しているのです。
共同体や家族など私たちを包み、
アイデンティティを与えてくれていたシステムが壊れ
年金や医療・介護の制度も崩壊していく中で、
私たちはどのような未来像を
描くことができるのでしょうか。(略)
現代に生き、そして死ぬことの意味と可能性を
探りたいと思います。」と。
さて、この日の僕の講義の演題と内容は次のようなものでした。
<いのちの手帖 ─『ガンからの帰還』─ 逆転発想の延命力」>
――これからの長い長い「病老」期をいかに元気に過ごすか?――
●新・ガン患者学の発想・1
運命は紙一重!ガンは「切らずに治る」こともある
●新・ガン患者学の発想・2
患者は「西洋医学」と「東洋医学」の長所と短所を勉強しよう
●新・ガン患者学の発想・3
「自癒力」=自らの「生命パワー」を高めよう
●新・ガン患者学の発想・4
これからは患者が「主治医」、いや「総合医」の時代
●新・ガン患者学の発想・5
希望こそ良薬!「寝たきり長生き」ではなく「元気で長生き」
というわけで、前に、このコラムでも触れた、
「ガンを切らずに10年延命・講演集CD」の内容と
ダブルところもありますので、とくに、
●新・ガン患者学の発想・2
患者は「西洋医学」と「東洋医学」の長所と短所を勉強しよう――
について、明日から、詳しく、再録してみたいと思います。
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