ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第212回
≪おばあちゃんの手当て法≫を馬鹿にしてはいけない

前回、目の疲れには番茶湿布という話を書きましたが、
大病院の化学薬でもどうにもならない体の不調や複雑慢性病には
≪あわてず、あきらめず、あせらず≫の気持ちを確かに持って、
こうした古来伝承の≪おばあちゃんの手当て法≫で
症状改善を図ること――これはなかなか馬鹿にできないものです。
では、どんな≪おばあちゃんの手当て法≫があるか? 
ご存知の人もいるでしょうが、
僕が愛用している「身近な食物による手当て法」(正食出版・刊)
から簡単に解説しておきましょう。

●正食による治療の基本――≪玄米による手当て≫
玄米の解熱作用を生かした病人の回復食として
≪玄米クリーム≫≪黒炒り玄米スープ≫≪玄神≫などがあるが、
≪玄米クリーム≫は赤ちゃんの離乳食、
≪黒炒り玄米スープ≫≪玄神≫は風邪などのときに使われる。

≪玄米クリーム≫はいわゆるお粥の重湯に近いもので、
1.玄米1合を荒い水で切る。
2.フライパンで玄米を狐色に炒る。
3.鍋に水1升と自然塩少々で2を煮る。
  1〜2割水が減ったら火を止める。
4.3を木綿フル路に入れてしっかり揉み出し、
5.揉み出した重湯を飲む。
玄米クリームは市販でパックも売っている。

●神経痛、腰痛などあらゆる炎症に≪生姜湿布≫
1.150gのひね生姜をおろす。
2.木綿の袋に入れる。
3.70度くらいの洗面器の湯に2の袋を浸す。
4.袋をよく振って、
  洗面器に出来た生姜湯に厚めのタオルを浸す。
5.タオルを軽く絞り、
  ヤケドをしない程度に叩いて患者の患部に当てる。
6.保温のためにビニール、バスタオルをかけ、布団をかける。
7.タオルは2、3枚用意して、
  1回15分で、7〜8回繰り返す。

●目の病に≪番茶湿布≫
前回、解説したが、湯飲み茶碗に入れた熱い番茶に自然塩を
一つまみ入れ、ガーゼを浸して軽く絞って目に当てる。

●内臓の強化・活力の増進に≪梅醤番茶≫
僕も毎朝愛飲しているポピュラーな≪手当て法≫。
体が温まる。
冷えが原因の胃腸病や下痢、疲労などの人にはおすすめ。
梅干1個、しょうゆ大匙1杯、生姜おろし汁2滴を湯飲みに入れ、
熱い番茶を注ぎ、よく梅干をつぶし、かき回して飲む。

●打ち身・毒の吸い出しに≪里芋湿布≫
これは打撲の内出血したところに貼ると痛み止めになる。
また毒を吸い取って出すので、
僕は頭痛のときに≪里芋湿布≫を尾抵骨の上に貼ったが、
太股の裏に赤い発疹による毒が出て、
症状が改善したのには驚いた。
里芋湿布の作り方はちょっと手が込んでいるので、
袋入りの≪里芋粉≫が自然食品店で売っている。
これを活用しよう。

●痔・婦人科疾患に≪大根千葉湯≫
陰干しの大根葉を煎じて自然塩一握りを入れて
茶色になるまで煎じる。タライに入れた煮汁に腰湯する。
体を温め、体内の余分な脂肪分を吸い出して
婦人科疾患などを改善。

●セキ止め・ゼンソクに≪レンコン湯≫
蓮の地下茎であるレンコンは土の奥深いところで生育するので
強い生命力がある。虚弱体質の追放効果がある。
レンコンを皮のまますりおろす。湯飲み茶碗に、
レンコンのおろし汁、醤油、葛粉小さじ1杯を入れ、熱湯を注ぐ。

●難病・奇病に≪ビワの葉療法≫
枇杷(びわ)の葉のエキスを患部に湿布する療法は
最も歴史が古く、
「釈迦が仏典に“大薬王樹”として“病を治す力がある”」
と説いているが、血行を良くして体を温めるのに良い。
僕は市販の≪ビワのは温灸器≫を使っている。
ビワに含まれるアミグダリンの解毒作用で新陳代謝が促進される。


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2009年6月16日(火)

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