第207回
「自己有用感」=自分がこの世に役立っている
日本CI協会発行の
月刊「マクロビオティック」6月号で、
協会の勝又靖彦会長と6ページにわたる
特別対談をした話の続きです。
テーマは「いかに<ガンから生還>できるか?」
「いかに<自分をエンパワー>できるか?」です。
タイトルは「自己有用感=自分がこの世に役立っていることが
エネルギーを上げる!」というものです。
*
関根 人間どうやって心を高めるかということになっていくが、
毎日が明るく前向きなんてありえないと思います。
這い上がりながら生きるところに、
ここに人間の姿がある。
やっぱり悲しみや落ち込みから這い上がる。
その努力を重ねていくことが養生ですよ.
明るく前向むきだけはありえないと思います。
勝又 地球の大変革期に浅い海に取り残された魚が、
“のたうって”陸上動物に進化したという説があります。
失敗も悪いことばかりではないと思います。
ところで、その進化を促したのが
海水中の1/6Gから1Gとなった引力だというのです。
私はなるべく階段を使うようにしています。
まだ進化したいのです。
関根 特に精神的に進化している。
オランダの医者は、人間は20歳くらいで身体的に進化しきる。
40歳から身体的に落ちてくるが、
精神的には進化するといっています。
それが、こころのエネルギーを高めることになる。
最近、教育心理学なんかで、
「自己有用感」=自分がこの世に役立っていると感じることが、
ウツの人も難病の人もエネルギーを上げるという説がある。
病気になったら人間は落ち込む。
精神的、身体的に進化するということは
老化を跳ね返して進化することです。
そこに生命力が広がる。
精神的に進化を遂げていこうとする
自己有用感があることです。(略)
勝又 帯津先生がいうように
死ぬと判ってやるのが養生だということですね。(以下略)
*
もちろん、僕の「ガンを切らずに10年」の体験談も、
マクロビオティックで命を救われた秘話についても
いろいろと語らせていただきました。
ちなみに、この月刊「マクロビオティック」6月号は、
いま、発売中ですが、一般の書店では売っていない直販雑誌です。
興味のある方は、
こちら(※1)のサイトを見て、問い合わせてみてください。
※1 http://www.ci-kyokai.jp/syoseki/gekkanshi.html
|