第206回
月刊「マクロビオティック」で特別対談
<美容と健康>に良いというので、
いまや、若い女性の間で人気の
マクロビオティック玄米菜食法ですが、
その総本山である、日本CI協会発行の
月刊「マクロビオティック」6月号で、
協会の勝又靖彦会長と6ページにわたる対談をしました。
テーマは「いかに<ガンから生還>できるか?」
「いかに<自分をエンパワー>できるか?」です。
タイトルは「自己有用感=自分がこの世に役立っていることが
エネルギーを上げる!」というものです。
話の大切なポイントになる部分を少し紹介しておきましょう。
*
勝又 スローヘルス研究会は楽しい会ですね。
みなさん躍動感があり生き生きして、生命力にあふれていました。
関根 自分で自分のポジションをイメージできればいいんです。
ガンになっても薬の対症療法より対極で必要なもの、
食事であったり、呼吸法やジョギングなど
いろんなことをすればいいんです。
桜沢先生(注・マクロビオティックの始祖)の言う
東洋的な自然体がよい。
実際にスローヘルス研究会でも食が薬に勝ると証明している。
勝又 私も46年ほどマクロビオティックをやっていますが、
今は楽しいですが、慣れるまでは苦労もしました。
玄米を食べるのは基礎です。
それをどういう風に活用していくかというのが、
1人1人の努力だと思う。食べ物でこれは毒だとか、
これは薬だとかと囚われている間はよくわかっていない。(略)
関根 (略)今、ガン難民とか変な言葉が流行っている。
患者をそういう目でみるのは、
西洋医学的、科学的に見た差別です。
患者側からみたものと統合され
調和されないと、患者は救われない。
その格差を解決しないと命の格差が蔓延し続けます。
患者が一番困るのが、標準治療といわれている
手術、抗ガン剤、放射線、それ以外認められないということ。
そしてやることがなくなると命半年となる。(略)
著名な人が書いたある本を読んでいたら、
ガンには勝ち組と負け組があると書いてあった。
勝ち組になるには、早期検査早期治療を受けろ、
負け組はガン病棟に行って痛み止めを打って
死を数えて待ちなさいと書いている。
著名な医師がそういうことを書いている。
これは間違っていると思います。(略)
勝又さんから、桜沢先生の
『ガンは強敵か恩師か』という論文をいただいて、
まさにその通りだと思った。
患者は、ガンは恩師だと考えたいわけです。
医師はガンは強敵だと考えている。(略)
ガンは恩師であるという考え方にしていかないと、
人間 元気で長生きができないと思います。
勝又 生というのは死があるから
楽しんだということが解らないから
悩んで苦しんでいる。もし死というものがなくなったとき、
こんな恐ろしい社会はありません。(略)
*
続きはまた明日。
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