ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第198回
延命のヒケツは<ガン病棟の退院後>2

とくにガンの患者は、
退院後こそ“常識破り”の治療設計、人生設計を
上手に組み立てていくことが大切だ――
この逆転の患者学発想には、いくつかの医療雑誌や医療BLOGも
共感を持っていただけたようで、
新刊紹介や書評インタビューなどが掲載された――
という話の続きです。

医療関連BLOGで、僕の考え方に注目してくれたのは、
「ガンの辞典 編集長の取材日記」(※1)です。
抗ガン剤や漢方に詳しい小澤康敏さんという編集長が、
多くの患者や医師、製薬会社を訪ねて、
ガンの治療実態を取材している日記風のBLOGです。
僕のインタビュー取材は東京竹橋の
マクロビオティックレストラン「クシガーデン」で行われました。

               *

関根進さんは、週刊ポストの元編集長。
現在も「いのちの手帖」という季刊誌を編集するかたわら、
スローヘルス研究会を主宰されています。
食道ガンという治癒の難しいガンに罹るも、
手術以外の療法を自らの判断で選択し10年が経ちました。
そのご経験とご活動は、
多くのガン患者さんに勇気を与えています。(略)

小澤 このレストラン(東京竹橋 クシガーデン)は
著書でも紹介されているマクロビオティックの食事を
提供されているのですね。
私は玄米コーヒーを頂いていますが・・・とても飲みやすい。
店内には関根さんの著書もありますね。(略)

さて、僭越ながらインターネット上で「ガンの辞典」という
サイトを運営していますと、私のような者のところにも、
メールやらお電話で相談があります。
その中で気になるのが、
「いま私(私の家族)がこんな状態なんだけど、
何か良い方法はないか?」という漠然とした問い合わせです。
そういう方々に尋ねてみると、
「ネットや書籍などでいろいろ調べているんだが、
ガン情報が有り過ぎて、どれがいいのかわからない」
と言われます。

食道ガンを切らずに10年生きて来られた関根さんは、
抗ガン剤、放射線治療は受けたものの、
代替療法や補完療法と称されるものも
上手に取り入れて来られています。
情報の集め方、取捨選択の仕方のコツがあれば
教えていただけますか?

               ◆

関根 情報の多さが問題なのではなく、患者側が主体となって
情報を判断できていないことに問題があると思うんです。

小澤 といいますと?

関根 まず最初にガンと診断され告げられた時、
大多数の患者さんは、当たり前ですが「ガン初心者」です。
「ガン」と言われた途端、頭の中はまっ白! 
ただ医師の指示に従うしかなす術はありません。
とにかく、「先生なんとかして下さい。宜しくお願いします」
というのが自然な心境でしょう。

小澤 そうですね。ガンになる前から、
あらかじめガンを研究している人はいませんね。

               *

続きは、また明日。


※1 http://www.gan-jiten.com/more/04/post_32.html


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2009年6月2日(火)

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