ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第197回
延命のヒケツは<ガン病棟の退院後>1

まえに、さまざまな危機が襲ういま時代こそ
<「常識破りの“脱走力”」が試されている>
という話を書きましたところ、
多くの読者の皆さんから共感のメールをいただきました。

<たとえば、ガンの治療法にしても、
いまの常識は「ガンは切れば治る」
「化学劇薬で叩けば治る」とする、
西洋医学一辺倒を多くの人が信じています。
別に“西洋絶対”と信じたい人はこの常識でよろしいわけですが、
実際には、年々、惨い治療の苦しみの中で、
悶絶しながら死亡する人が増えているわけですから、
もし、あなたが「生身の患者」となったならば、
いまの“医療の常識からの脱走力”は発揮すべきではないか?>
――、と。
これは拙著「ガンを切らずに10年延命」でも、
繰り返して強調してきたことです。

ガンの患者はといいますと、
入院当初は医師の指示に素直に従って
治療を受けることが“常識”となっていますが、
だんだん闘病を続けていくうちに、
ガン症状の複雑さが身にしみて分かって来て、
誰しもが“常識”を破らないと・・・命が助からないのでは?と、
うすうす気づいて来るものなのですね。
ですから、とくに退院後こそ“常識破り”の治療設計、
人生設計を組み立てていく、大切な契機だと、
僕は、考えているわけです。

この逆転の患者学発想には、
いくつかの医療雑誌や医療BLOGも
共感を持っていただけたようです。
新刊紹介や書評インタビューなどが掲載されました。

1つは「統合医療でがんに克つ」という月刊誌の4月号で、
「家族のがんに直面したら読む本」の著者・基佐江里さんが編集長。
ガンの患者様向けの月刊誌で、帯津良一医師の連載「養生塾」や
三好立医師の「がん休眠療法」などの記事も掲載されています。

僕のインタビュー記事は
『朝2時間早く起きれば人生が変わる!』といった
本の著者・エッセイストの宮西ナオ子さんが
まとめてくださったものです。

               *

退院後の関根さんは、3つの在宅療法を選んだ。
ひとつは、天仙液による「複合抗がん漢方療法」で、
中国の東北地方、吉林省通化市に飛び、
王振国医師の治療を受けた。(略)
2つめは漢方煎じ薬を中心にした「ホリスティック療法」。
ホリスティック医学の草分け的存在である
帯津良一医師との出会いから始まった。(略)
3つめが玄米菜食による
マクロビオティックの食養生法である。(略)

食道がんが発見され、手術を拒んで、
まるまる10年間が経過した。
今では生活習慣も異なり、肌もつややか、編集者時代よりも、
はるかに健康的な生活をしているという。
「食道がんが発見されたとき、辛い抗がん剤や放射線治療の時は、
目の前が真っ暗になったような気がしましたが、
今、私はThank you for my cancerと本当に思っています。
大好きだったお酒もタバコも止め、肉も食べない。
「闘病生活で大切なのは、運と縁をつかむこと。
そのためにも情報力が必要。
さらにどのような状況でも希望をもつこと。
希望こそ良薬、諦めは毒薬です。(以下略)


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2009年6月1日(月)

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