ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第196回
新・逆転のガン患者学のすすめ・5――講演集より

≪講演集・CD&テープ≫に収録された
僕の講演集の5番目・最終項目です
●新・患者学の発想のすすめ・5
≪「寝たきり長生き」ではなく「元気で長生き」≫――

               *

≪温和力≫≪排毒力≫≪希望力≫――、
最後に、僕の提案する≪複合生命力アップ法≫の中で、
患者の希望力を高めることが、もっとも大切だ。
希望こそ化学劇薬に勝る、最大の良薬だ・・・
という≪患者の心の持ち方≫の話をしておきたいと思います。

患者は、「自己有用感」を持とう。
「自己実現力」(エンパワー)をつけよう――という話です。
最後に患者の生命パワーをもたらすのは、
患者自身の人生観といいますか、
人生に対する強い「心」のもち方で決まると思います。

なんとしても≪生きるぞ、ここで死んでたまるか≫
というパワーです。
では、そのパワーはどこから出てくるのか?
僕は、それを≪希望力≫と呼びますが、
もう少し、学問的にいいますと、最後に生き延びるパワーは、
≪自己有用感≫が持てるかもてないか? ということです。

これをもてるか持てないか? 
大いに患者の精神力の持続が、延命力にかかってくるのです。
決して、薬だけではないのです。
≪自己有用感≫とは教育学用語で、最近、話題になっていますが、
まだまだ「俺にはやりたいことがある」――いや、そうではなく
まだまだ「役に立てる」ことがある」という
生甲斐を持つことが大事です。
そして、この≪自己有用感≫をもち続けていこうという気力――、
これを社会学用語では
エンパワーメント=≪自己実現力≫といいますが
(*「自分の能力のベストを皆で引き出す」という意味)
家族や友人の協力を得て≪希望力≫を
強く高めていくことが大切なんです。

この≪自己有用感≫とは、大それた仕事でなくとも、
趣味でも散歩でも、サークル活動、神社仏閣めぐりでも、
また家族と仲良くする――など小さなことの積み重ねでいいのです。

≪自己有用感≫を持ち、≪エンパワー≫できるようになれば、
必ず、医師や病院に頼みっぱなしにすることなく、
また落ち込むことなく、生き延びていくものです。
これが≪希望力≫です。

ちょっと、宗教臭い話となりますが、
死の不安に襲われたり、落ち込んだりしたら、
≪まだまだ、あの世で、神様は、俺など必要としていない!≫
それくらいに開き直って、
自分が生まれた時から貰っているはずの、
さまざまな≪潜在生命力≫を思い起こして奮起してみてください。
≪排毒力≫≪温和力≫そして≪希望力≫の3つパワーを、
意識して、≪複合生命力アップ≫を図るように、
日々、工夫しましょう。

きっと、メスや劇薬とは違った効き目が現われるはずです。
元気のパワーも湧いてきます。
この10年間で、僕は、だんだん、そう考えるようになり、
なんとか、生きながらえることが出来たわけです。(以下略)

               *

この講演はまだ続くのですが、
この80分間の講演を収録した≪講演集・CD&テープ≫(※1)が、
暦日会(TEL 03-3517-1211)より、6月から発売されますので、
興味のある方は、問い合わせてみてください。
原則、会員制ですが、単品なら3,300円だそうです。


※1 http://www.power-lecture.com/info/order/kaiin_tanpin_order.html


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2009年5月31日(日)

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