第193回
新・逆転のガン患者学のすすめ・2――講演集より
僕の講演集の続きです。
≪逆転の患者学・5つの発想≫に分けて、話を進めました。
前回に続いて、第2話の
●新・ガン患者学の発想のすすめ・2
≪患者は「西洋医学」と「東洋医学」の長所と短所を勉強しよう≫――
の抜粋紹介をしましょう。
(*この≪講演集・CD&テープ≫は「暦日会」から発売(※1))
*
もし、あなたが、≪西洋医学の限界≫を感じ、
ほかの療法にも関心が出てきたら、患者は率先して貪欲に、
≪西洋医学はもちろん、東洋医学の長短を勉強すべきだ≫
と思います。
西洋医学と東洋医学では、
全く正反対の治療のアプローチをします。
ですから、ただ闇雲に≪西洋医学の方が科学的だ≫
≪東洋医学は立証性がない≫と
患者が医者の受け売りをするのではなく、
しっかりと、双方の違いを患者自身が勉強しましょう。
≪西洋医学と東洋医学の違い≫とは、
次のようなことだと思って下さい。
西洋医学が「排他的であるのに対して、
東洋医学は「調和的」であることが分かってきます。
●西洋医学の特徴は=攻撃型&部分型の治療であることです。
=身体を細分化して局所を叩く、
いわば単純主義・そして攻撃的な療法です。
それにひきかえ、
●東洋医学の特徴は=調和型&全体型の治療であることです。
=心身の全体を見て全体のバランス(調和)を図る、
いわば複合主義・そして防備的な療法です。
ですから、これからは治療の選択を
ただ「医師にまかせっきり」にするのではなく、
患者は率先して≪西洋医学と東洋医学の違い≫を勉強し、
患者自身で治療選択を決めていくべきなのです――、
普通の買い物より、数倍も大切なのが、
≪わが いのちの買い物≫だと覚悟を決めましょう。
患者は、もっともっと、かけがえのない、
わがいのちを大事にしなければいけません。
もちろん、僕自身、手術は拒否しましたが,
抗ガン剤や放射線治療を受けて、
その長短を体感した身ですから、
闇雲に、西洋医学を否定するものではありません。
しかし、現実的には、ガンは一発の手術、
一発の劇薬で治せるような単純な病気ではない・・・、
それが分かってしまったわけですから、
自分のエネルギーを上げる、≪複合的生命力アップ法≫に、
10年間、挑戦し続けってきたのです。
これこそ、長い長い≪病&老≫期を乗り越えるヒケツ、
これからの≪逆転の患者学≫だ、
僕は、いま確信して、お話しているわけです。(略)
そして、切らないで治す方法もある・・・ということです。
もし、ガン病棟の医師が正確な治療実態や手術実績などの情報を
詳しく伝えてくれないとすれば、
それは、患者にとって≪悪い医師≫です。
ですから、わが身、わがいのちを守る手立ては、
患者自身のあくなき情報収集と分析勉強、
そして、自分の判断による治療の選択にかかってくる・・・
しつこく、貪欲に、そのようにキモに銘じるべきだと思います。
※1 http://www.rekijitsukai.co.jp/page2.html
|