ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第187回
ブロードバンドTVの進化!作家・山口泉さんが出演!

最近のデジタル・メディアが格段の進歩を遂げ、
紙メディアを凌駕して、システムそのものに、
かなりの有用性が出てきた。
これは出版メディアのみならず、
いろいろな商売展開の“金のなる木”
となってきたのではないか――、
とくに、紙メディアを追い込んだのは、
≪3G携帯電話≫と≪軽量モバイルパソコン≫が表徴する
最近のデジタル・メディア・システムの
≪技術革新≫と≪格安販売≫だ――
という話の続きです。

僕も愛用している携帯電話の≪iPhone≫、は、
すでに使っている人が多いでしょうが,
携帯電話、iPod、インターネットの3つを融合した多機能端末で、
3.5インチのワイド画面に
指で触れて操作するスタイルが人気のヒミツ。
無料でダウンロードできる≪SKERTCH PAD≫といった
お絵描きソフトなどは、うちの4歳の孫娘ですら
簡単に指でスイスイと操作していますから、
≪iPhone≫の人気は押して知るべしでしょう。

このアップル社が売り出した3G携帯電話は
ソフトバンクと提携販売しています。
(*iPodとは、小さなボディに音楽CD数千曲を詰め込む
ポケットサイズのデジタルオーディオプレイヤーのこと)

ところで、新聞や雑誌ばかりか、テレビすら変えるのが、
インターネットによる≪ブロードバンドTV≫ではないか――
と唱える人もいます。
一般の商業テレビ番組があまりにも大衆化しすぎたため、
既成テレビの政治・経済番組の再生とか、
企業・団体セミナーの放映など、
さらに趣味教養にセグメントされた内容の番組放映には
最適というわけで、注目されているのが
≪ブロードバンドTV≫なのです。

これは、インターネットの接続が従来のモデムやISDN方式から、
ADSL、CATV、FTTH(Fiver To The Home=光ファイバ−)などの
超高速・大容量接続によるブロードバンドに変わり、
音声や動画などの大容量データも驚くべき速度で送受信できる
ようになったために注目されているメディア現象ですね。

じつは、先日、僕の知り合いの作家・山口泉さんから、
「いま、ブロードバンドTVの
≪はいからチャンネル≫に出演中ですので見てください」
というメールを貰って、早速、覗いてみると、
編集長の青野さんのインタビューに
髯を蓄えた山口泉さんが爽やかに応じているではありませんか。

このブロードバンド局は
「熟年向けの大人のトーク」を特色とする局のようで、
12チャンネルあって、山口さんはその「CHANEL 1」の
≪はいから万歳≫(※1)に2週にわたってゲスト出演したのです。

話の内容は、
評論集『宮澤賢治伝説・・ガス室のなかの「希望」へ』」、
長編小説「神聖家族」などの異色の大著を書き下ろし、
また「魂の連邦共和国へ向けて」(※2)というBLOGも立ち上げている
山口さんの作風や思索の原点をインタビューで紹介するものですが、
時代の先を深く、鋭く見つめる、
気鋭の作家の実像がじつに平明に分かる、とてもよい内容でした。
一般の商業テレビに飽き飽きしたという人には必見のテレビです。

ちなみに、ブロードバンドTVというと、昔は、
音声や画像がプツンプツンと切れて困ったものでしたが、
いまは、じつにスムーズに鮮明な画像が流れるのには驚きます。
そのうちブロードバンド・IPテレビ電話も
大いに普及するでしょう。

こうして、身近な人の映像や語り口を自然なスタイルで
見たり聞いたりしていると、う〜ん、なるほど、
これからはメディア事業が大きく変わるな、
と、実感できるから面白いものです。
ガンにもめげず、あきらめずに長生きしていると、
ほんとうに、面白いことにめぐり逢えるものなんですね。


※1 http://www.iiv.ne.jp/haikara/1ch/1ch.html

※2 http://www.jca.apc.org/~izm/


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2009年5月22日(金)

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