ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第156回
夜中の頻尿改善に「鍼治療」

この冬、「頻尿・前立腺・冷え」に悩まされた――、
消化器外科、整形外科、泌尿器科と
あちこち廻っても改善しなかった――、
そこで、やはり、体質改善に優れた
『漢方力』の知恵を工夫した――、
という話の続きです。

というわけで、こうした「中年老化の複雑病」には、
ガン克服と同じで、「排毒」「温和」「希望」の
スローヘルス養生法の3原則に
合致した治療法・養生法を見つけようと考えたわけです。
<排毒>はマクロビオティック食養生法、
漢方せんじ薬で日々励行しており、
<希望>は、長年の患者体験で、
「毒を持って毒を制する」西洋医学の治療に頼りきらないで、
いろいろな治療法を組み合わせることによって広がる――、
と身にしみて思っておりました。
あとは、いかに心身を<温和>な状態に持って行けるか?
ここに頻尿・前立腺の改善の方法があると考えました。

とくに、ガンもそうですが、こうした長寿難病・複雑老化病は、
「素人の生兵法は大怪我の元」と考えずに、
「久病良医」(=長わずらいの患者こそ優れた医師)と考えて、
患者自身が治療法・養生法の組み合わせを工夫することが
大切だと僕は思っています。
なぜならば、いまの西洋医学の大病院では、
専門化した局所対処治療には優れているかも知れませんが、
心身の複雑病を全体から診る“総合診断”
“総合診療”ができないようにシフトされているからです。

僕は、いま一度、「冷えは万病の元」ということを思い起こして、
「頻尿、前立腺、冷え」に「漢方力」の知恵を借りたわけです。
しかし、いくら漢方や代替療法に期待するといっても、
「頻尿や前立腺肥大の場合、ノコギリヤシがよい、
八味地黄丸がよい」・・・といわれますが、
この体質改善法も即効性はあまり期待できません。

僕の試した漢方薬の中で、
比較的「冷えの改善」に即効性を示したのは、
王振国医師の開発した「天仙栓」という座薬でしたが、
これはちょっと刺激の強いものでしたから、
半分くらいにして使いました。
かなり血行がよくなって足の冷えもなくなりましたが、
やめると、また「頻尿、前立腺、冷え」が続きますので、
なんとか根本的に冷えを改善する「漢方」はないかと、
いろいろ考えて、思い起こしたのが「鍼灸療法」でした。

ただ、鍼灸といっても、上手な治療師にかからないと、
あまり効果がないということは、昔の体験で知っておりましたが、
3年ほど前に、僕は、帯津三敬病院の中国室長であった、
鵜沼宏樹さんと台湾旅行出知り合ったことを思い出まして、
この人の鍼灸治療にかかろうと考えたわけです。
鵜沼宏樹さんは、このhiQのコラム(第1178回
でも紹介しましたが、
1989年北京中医学院(現・北京中医薬大学)卒業。
9年間、中国各地で気功医師、太極拳家、
鍼灸医に師事したベテランです。
帰国後、鍼灸・指圧師の資格取得。
帯津三敬病院中国室室長を経て、
いまは東京・池袋で統合鍼灸治療院『元気』を開業し、
難病患者の気功・鍼灸治療にあたっておられます。
とても優しい先生です。

いろいろ、問診、触診をしていただき、整体による骨盤調整、
そして鍼、ビワの葉温灸をたっぷり、施してもらったわけですが、
もう、その日の晩、寝ていても足がポカポカ温まったままで、
夜のオシッコも1回ですんだのです。
残尿感もなくなり、気分が爽快になってきたのは
とても嬉しいことでした。

鵜沼院長には僕たちの会員雑誌「いのちの手帖」にも
寄稿していただいたことがありますが、
拙著近刊の「ガンをきらずに10年延命」
巻末(255ページ)に連絡先が載っています。
興味のある方はこの本を紐解くか、hiQを再読するか、
してみてください。


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2009年4月21日(火)

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