ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第146回
働き盛りのための新「いのち学」(3)

僕たちのスローヘルス研究会では
「いのちの手帖」という会員雑誌を季刊で発行していますが、
この中でも、いろいろな医師や治療師の先生、
また患者や最先端のジャーナリストの方々が、
このスローヘルスの3原則の知恵を提唱しながら
「元気で長生き」を自らが実践していますので、
最後に紹介しておきましょう。

ホリスティック医療の若手ナンバーワンといわれる
東京女子医大の川嶋朗准教授は
≪人は自然から遠ざかるほど病気に近づく≫と題して
「冷房、冷蔵庫、冷たい飲み物、
短いスカート、ローライズのパンツ・・・、
現代人は冷え切って、
体内の代謝機能も正常に働かなくなりつつあります。
どんな病気になっても不思議はありません。(略)
我々の忘れている自然の力を取り戻すための
努力をしなければなりません。
冷やすことをやめ、バランスのよい食事、規則正しい生活をし、
適度にストレスを解消するようなことを心がけましょう。」
と書いておられます。(「いのちの手帖」第4号)

また、僕のマクロビオティック玄米菜食法の師である
食養指導者の山村慎一郎さんも
≪自然治癒力を邪魔するのは
“おいしいもの”と“甘いもの”≫と題して、
「人は誰でも自分で治すという
『自然治癒力』というものを持っている。
それを邪魔するのは『おいしいもの、甘いもの』なんだよ、
と高校生に話したわけです。

もう1つ甘い食べ物や飲み物はゆるめる働きを持っています。
こういうものは、何かを成し遂げたとき、
集中を解きたいときだけにしよう。
体が冷えると、生理痛や頭痛など痛みが出るし、
便もうまく出なくなる、甘いものはカルシウムを
どんどん使うので気持ちが不安定になりやすくなる、
縮める力が少なくなるので陣痛が長くなる、子供が夜泣きをする、
などいろいろ嫌なことが起きるよ。
集中して何かを成し遂げたいときは塩気をとろう、
やりたいことが終わったら甘いものや
果物、大人ならお酒を飲んでリラックスしよう!
この2つの力を自由自在に使えると人生が変わる」
(「いのちの手帖」第5号)
と、薬に頼る前に自らに備わった「自然治癒力」を見直す
養生努力をしようと強調されています。

僕たちは、病気治療だけでなく、食事を摂るにしても、
買い物をする、情報を得る、仕事をこなすにしても、
すべて便利拙速主義が当たり前という発想に慣れてしまいました。
ですから、かけがえのない「いのち」までも
他人頼みにするクセがついてしまったのかも知れません。 

さらに、もう国も企業も病院も
満足の行くようには助けてはくれません。
いまや安易な「他癒力」願望とは
働き盛りの健康維持にも大敵なのです。
「そんなこと分かっているよ!」・・・と誰しもが思うでしょうが、
イザ、人間、切羽詰ると悲しいものです。
なんとかして「神様のような医師はいないか」
「治療師にすがりたい」「ガンの魔法薬はないか」
と他人頼みにゆだねてしまうことになります。

「金を出せばなんとかなる」――この発想が一番いけません!
健康な人も、病気に悩んでいる人も「長寿病弱」時代のいまこそ、
あはり「他癒力」ではなく
「自癒力」を見直すときなのだと僕は考えています。
あなたはどう思いますか?


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2009年4月11日(土)

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