第140回
続・よい医師、よい病院の条件とは
前回、拙著「ガンを切らずに10年延命」にも取り上げた
土屋繁裕医師(前キャンサーフリートピア所長)の
「病院選び、医師選びのチェックリスト」=
「注意すべき病院と医師のチェックリスト」を紹介しました。
では、帯津良一医師の新刊「ホリスティック医学入門」では、
どんな規準が挙げられているか?
この本の巻末に「よい病院の十か条」
「よい医師の十か条」という項目が明かされていますので、
土屋医師の「注意すべき病院と医師のチェックリスト」
と合わせて読めば、いまあなたが通っている医師や
これからかかりたい病院の規準が定まってくると思います。
以下が、帯津医師の上げた、
病院と医師選びのチェックリストです。
≪よい医師の十か条≫
(1)病状説明が簡単にして要領を得ている。
(2)説明する言葉の端々に、
患者に対する思いやりと配慮に溢れている。
(3)患者から質問を受けて不機嫌になったり、
怒気を含んだ言葉を発しない。
(4)いかなる状況にあっても、
患者の希望を奪い取るような言動を弄さない。
(5)決して患者を見捨てない。
どこまでも伴走していく覚悟がうかがえる。
(6)西洋医学のレベルは、あくまでも高いものを維持している。
(7)代替療法に対しても造詣が深く、
それなりの知識と見識を有している。
(8)代替療法に勤しむ患者に、
いつも温かい目差しを注いでいる。
(9)決して諦めない。
患者を一歩でも半歩でも前進させようとする。
(10)人相がよい。
≪よい病院の十か条≫
(1)玄関ロビーに入っただけで、ホッとする。
(2)受付の職員に笑顔と機敏な応答がある。
(3)外来の看護師が、入れ替わり立ち替わり
待合ロビーに出てきて、患者に声をかける。
(4)職員間の私語が全くみられない。
(5)医師が睥睨するかのごとく、
(6)廊下やロビーで医師が患者とにこやかに談笑しているのを、
しばしば見かける。
(7)トイレが多くてきれい。いつでも安心して用を足せる。
(8)ナースコールに対する敏速な応答がある。
(9)病棟では医師も看護師もフットワークがスピーディである。
しかも、足音を立てない。
(10)食事がおいしい。
どうでしょうか?帯津医師にしても、土屋医師にしても、
敏腕の外科医でありながら、人間味溢れる治療を目指した結果、
患者のために編み出した、
「病院選び、医師選びのチェックリスト」です。
僕の場合の医師や病院の判断基準は病院選びの規準は、
これも「ガンを切らずに10年延命」に書いたことですが、
じつに簡単なものです。
1.薬草や薬食を理解できる医師がその病院にいるかどうか?
2.病院の食事が、やはり薬食に配慮されているかどうか?――
この2つです。
ぜひ、帯津先生の新刊「ホリスティック医学入門」と
僕が書いた新刊「ガンを切らずに10年延命」を併せて読んで、
あなた自身のガン延命戦略、
人生再設計戦略を築いてみてください。
「あわてない、あきらめるなよ、あせらない」――
この気持ちが大切です。
健闘を祈ります。
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