第123回
「ガンに負けない養生3原則」
僕たちの患者懇親会のスローヘルス研究会の趣旨について、
季刊会員誌「いのちの手帖」の冒頭に
いつも次のようなメッセージを送っています。
《「いのちの手帖」は心のマッサージマガジンです。
◆スローヘルスとは・・・
温かくて和やかな健康法であり、処世法です。
「温和療法」と覚えておいて下さい。
本来、人間が持っている「自然治癒力」を大切にし、
「身・魂・心」のいのち丸ごとを考える・・・
この主旨で設立されたしなやかな集まりが
スローヘルス研究会です。
その会員雑誌である「いのちの手帖」は
ポケット版の小さな雑誌ですが、
「心のマッサージ読本」として、
気楽にゆったりとお読みください》
難病のガンといえども、眦(まなじり)を決して腹を切ったり、
うんうん唸って化学劇薬の苦痛に耐えることは早く卒業し、
薬草でも食事法、呼吸法でも応用できるものいろいろ工夫して、
もっと、人生を温かく和やかに過ごしていこう――、
こんな主旨で作った組織です。
そして、以下の「ガンに負けない養生3原則」を
「賢い患者学の原則」として、
取り入れよう、継続していこう・・・、
それが、再発や転移を防ぐ近道だと考え、
患者同士、皆で差支えあっているわけです。
1・食べることも大切だが出すことが一番。(排毒)
2・冷えは万病のもと。心身を温めよう。(温和)
3・ストレスをためるな。希望を持とう。(希望)
えーっ? そんなこと分かっているよ、
そんな3原則でガンの再発や転移が防げるわけがないだろう――
という人も多いでしょうが、
これが守れないのが人間の弱さでもあります。
漢方薬にしても薬膳やマクロビオティックにしても、
難しい原理や理論はありますが、
この「スローヘルス」=温和療法の3つの原則を、
まず守って生活を続けていけば、
むやみやたらと検査漬け、手術責め、
劇薬責めにあわなくとも、延命できるものだと、
僕たちは考え、また実践してきたわけです。
僕にしても毎年、
極寒の冬や梅雨時には風邪を引いたりして体調を崩し、
スワッ!ガン再発かと大慌てしたことが何度もありました。
厳冬の夜、知人の葬儀に出て
自らの命を縮めた患者さんを何人も知っています。
気温の差が大きいので、こうした季節の変わり目には、
体調を崩さぬよう十分に注意してください。
体調が崩れてもあわてない。
<排毒><温和><希望>この3原則を思い起こしましょう。
いま好評発売中の
拙著「複合漢方力の驚異
ガンを切らずに10年延命!」には、
具体的に、この『ガンに負けない養生3原則』の具体的な
対処方法について書きましたので、
気になる方は読んでみてください。
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