ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第49回
続・マクロビオティック「おせち料理」事始め

今年は「手作りヘルシーおせち」に挑戦してみてはどうか――、
いい機会だから、正食協会・クッキングスクール校長の
岡田昭子さんのベストセラー
「マクロビオティック料理事始め―
「これだけは伝えたい」基本10か条」
を読んで、
マクロビオティック料理に挑戦したらどうか――
という話の続きです。

ちなみに、岡田昭子さんは、
マクロビオティックの創始者・桜沢如一氏の
直系のお弟子さんです。

著書に『正食料理法入門』『正食野菜料理百科』
『おやつレッスン』などがあります。
30年以上にわたって全国各地で指導にあたってきたベテランで、
献立の立て方、玄米のおいしい炊き方、
味噌汁の作り方などの基本10か条と
114の料理が網羅されています。
マクロビオティック料理法の基本として
以下の「10か条」があげられています。

1.献立の立て方
  主食と副食の割合は6対4にします。
2.玄米の炊き方おいしく炊いてこそ、玄米食は長く続きます。
3.味噌汁の作り方
  豆、麦、米の味噌を季節に合わせて使い分けます。
4.材料のあつかい方
  地の素材を、丸ごといただきましょう。
5.蒸し煮と重ね煮の仕方 
  素材から自然のうまみを引き出します。
6.葉もののゆで方
  多めの湯を使い、さらしたり絞ったりしません。
7.豆のゆで方
  アクはゆでこぼしたり取り除いたりしません。
8.乾物・海藻の戻し方 
  水につけすぎず、戻し汁も大切に使います。
9.揚げものの仕方
  ほどよい揚げ頃は泡の出方で測りましょう。
10.魚のいただき方
  お魚をいただくときは2〜3倍の野菜を。

そして、岡田さんは「正食」の哲学を次のように
やさしくメッセージしています。
「マクロビオティック=正食は土台を作るための料理法です。
毎日の食生活は積み重ねで、
その積み重ねが人生を作ります。
土台ですから地面の中に埋まっていますが、
その土台が弱かったらどんな建物を建てても
砂上の楼閣でつぶれてしまいます。
人間は、健康を保つことによって夢が開けますから、
台所はキッチンではなく、
土台作りをするところだと考えることができます」と。

もちろん、10か条に沿って、
玄米の炊き方、雑穀ご飯や豆ご飯の作り方、
春夏秋冬の味噌汁、サトイモの煮っころがし、
こんにゃくの田楽、柿とかぶの白和え、小豆かぼちゃ、
ひじきれんこん、ひえコロッケ、にしん昆布巻きなどなど
基本料理の考え方、材料、作り方が
写真入りで分かりやすく出ています。

また、料理の「第2部」では、
押し寿司や大根と車麩の吉野煮などの「関西の味」、
さらに湯葉重ね揚げやマーボトーフなどの「中華の味」の
楽しいレシピもたくさん登場しますから、
まさに、マクロビオティック料理に
挑戦したい方たちには最適の「事始め書」です。

もっと詳しく知りたい人は、
正食協会(※1)のホームページで確かめて見てください。


※1 http://www.macrobiotic.gr.jp/


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2009年1月4日(日)

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