ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第41回
えーっ!僕も「多重ガン」?

一病息災ならぬ、多病息災の長寿社会の中で、
いかに「寝たきり長生き」ではなく
「元気で長生き」の人生を設計していくか?
ここがポイントの時代となりました。

ガン治療は「切ったり」「叩いたり」「焼いたり」すれば
完治する・・・
といった治療発想はいささか時代遅れではないか――
という話の続きです。

ちなみに、僕にしても、この10年、幸運にも食道ガンは
再発もなく無事すごすことが出来ましたが、
なんどか再発や原発を疑われる危機にも見舞われまして、
その都度、漢方や食事療法で
自癒力を高めてガンをなだめて参りました。

ところが、昨年、発病9年目にして、
こんどは胃ガンではないかと診断され、
手術を勧められましたが、このときもまた
「切らず」に漢方療法と食事療法でクリア。
いわば、僕もとうとう「多重ガン」中高年患者の
仲間入りしたようなのですが、幸いにも、
こうして快食快眠快便で元気に過ごしているわけです。
もはや、一つくらいガンに見舞われたのでは、おさまらない・・・
なんともやっかいな
「長寿多重ガン時代」に突入したことになります。

これは、ガンが、巷間、思い込まれているような
「悪性のデキモノだから切れば治る」といった
単純なものではなく、
いわば、いのち丸ごとを蝕んでいく
「突発性の老化病」ですから、
モグラ叩きのようにただ体を切りまくったからといって、
ガンが治るのではなく、かえって周辺の臓器が
ダメージを食らって死を早める・・・
そんな事態に陥りかねないわけです。

ことほど左様で、昔の人生50年時代と違って、
人生80年、90年の長寿時代となり、
とくに中高年の患者が頻繁にガン検診を繰り返していくと、
老化現象を併発が発覚し、あちこちに発生する
「多重ガン」に対処するケースが増えてくるのです。

また、昔に比べれば、治療方法が進んで、
一時的に治癒する率も高くなってきましたから、
皮肉なことですが、老化に伴って、
2つも3つも原発ガンを抱えながら長生きすることにもなります。
 
さて、最近では、「多重ガン」の発生も
男性では1.肺ガン、2.大腸ガン、3.胃ガン
女性では1.大腸ガン、2.胃ガン、3.乳腺ガン、4.肺ガン
の順に多くなっているといわれており、
誰しもが『無病息災』など難しく、
ガンも『一病息災』どころか『多病息災』 が、
中高年の人たちの常識となってきているわけです。

では、元気に長生きするにはどうするか?
どう多重ガン、多発ガンに対応するか? 
どう元気を持続しつつ延命していくか?

やはり、ますます、病院力=他癒力だけに頼るのではなく、
いかに工夫して自らの養生力=自癒力を高めていくか? 
この知恵と勇気と希望に基づく
治療設計、人生設計を立てることが必須となってきたと、
僕は思っているわけです。


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2008年12月27日(土)

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