第21回
「いのちの手帖」特集=「ガンの痛みに耐えられるか?」
「いのちの手帖」第5号に特集され、
ラジオ深夜便で話題となった、
「ガン難民コーディネーター」の藤野邦夫さんのレポート
●最前線医学情報――
「あなたは「ガンの痛み」に耐えられるか?
イザというとき知っておくべき鎮痛療法と緩和ケアの新知識」
――の抜粋紹介の続きです。
*
◆痛みをとることが病気を治す基本――
わたしたちはからだが発信する信号を感じとり、
病気にかかったことを自覚して治そうとします。
からだの痛みや、違和感や、異変を感じとって、
病院のような治療施設にいったり、
薬を使ったり、外側から刺激をあたえたりして、
痛みや違和感をとろうとします。
つまり痛みや辛さから逃れようとすることが、
病気を治そうとする基本的な行為にほかなりません。
一方、からだの仕組みのほうも、
痛みや異常を感じとった瞬間から、
自動的に対応しようとする仕組みをもっています。
痛みがおこる理由は、
からだの損傷をうけた個所の末梢神経から、
信号が発信されることにあります。
この電気的な信号が、
太い「Aデルタ神経線維」と細い「C神経線維」という
二種類の神経線維をとおって、脊髄から脳の中枢にとどくと、
はじめて「痛い」という感覚が生まれます。
つまり痛みというのは、脳が感じとる感覚です。(以下略)
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この藤野さんの「痛みを知り、痛みを和らげる」論文には、
別図のような分かりやすい図説で解説するものですから、
一般の人にも分かりやすいことは請合います。
ガンの痛みに悩む方は必読です。
詳しく知りたい方は、
発売中の「いのちの手帖」第5号で読んでみてください。
この雑誌は全国の書店では販売していませんので、
問い合わせは
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