第18回
ガン延命のひみつは「薬草」の配合にあり
では、漢方には、どんな薬草力があるのか?
ちなみに「薬草」「生薬」、
さらに「漢方薬」という用語を使いましたが、
厳密にいいますと、「生薬」(しょうやく)というのは
薬効のある植物、動物、鉱物などの天然物質の一部を乾燥したり、
煎じて加工した薬のことで、この中の植物が「薬草」で大半が
この自然の薬草=草根木皮です。
合わせて6000種あるといわれます。
6000種の漢方の薬草=生薬について、
一つ一つ検証していくのはとても紙数が足りませんが、
とりあえずは、筆者が、日々、服用している
帯津医師の調合処方による漢方煎じ薬の成分
を分析しながら「薬草力の秘密」を
以下、探っておきたいと思います。
漢方煎じ薬を使っている人もいると思いますが、
味や臭いにちょっと癖があります。
しかし、慣れてくると匂いを嗅ぐだけで体が
清浄になっていく気分となってきます。
温かくして飲むとちょっと濃厚なお茶という感じで、
副作用もないので、まるで快適にお茶でも飲むように
僕は楽しんでいます。
1ヶ月分毎に、その時々の四診と
血液検査に基づく証(症状)に合わせて、
帯津医師が8種類の生薬を調合・配合してくれます。
9年目の内視鏡検査のとき、
ちょっとあわてて、またオロオロしたことがありました。
「胃に潰瘍が4個あります」と
原発の胃ガンではないかと疑われ、
「胃ガンの手術は簡単だから切ったらどうだ?」
といわれたことがあったのです。
しかし、別に腹が痛いわけでもなし、
快食快眠快便は続いておりましたので、
やはり手術はお断りし、薬草力を信じて、
帯津医師に漢方煎じ薬の調合を変えてもらったところ、
3ヵ月後の検査では「胃ガンではなかった」
と分かってホッとしたものでした。
おそらく、長いことガンと付き合っていると、
自分の体調バランスの感触もなんとなく分かってくるもので、
持病の椎間板ヘルニアと季節の変わり目に起こす
体の冷えが起こす体調不良が引き金で、
胃の神経がやられたのだと思います。
以後も薬草力の配合力が功を奏しているのでしょう。
おかげで快調に推移していまし、食道ガンも治まっております。
僕は、またまた
「ガン延命のひみつは「薬草」の配合にあり」
を実感しつつ過ごしているわけです。
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