ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第4回
「長寿病弱国・ニッポン」―患者はどうしたらよいのか?

ガンは闘うことに意味があると信じているのでしょうか、
5回も6回も手術や化学劇薬を受けて、
まるで昔の「腹きり武士」のように
立ち向かう我慢強い患者さんが大勢おられます。
しかし、僕は意気地のない患者でしたから、
なるべく苦痛やダメージの少ない、
心身に優しい治療法を探しまくったことになります。

10年前に拒否した食道ガンの手術とは膵臓ガンに次いで難しく
「100人に80人は助からない」といわれるものでした。
肋骨をへし折って、喉、腹、胸の三箇所を“三枚卸し”に
切り刻む惨い療法でしたから、その凄まじさにびっくりして、
いくら主治医から奨められても「ノー」と言い続け、
とうとう脱走するが如くにガン病棟を退院してしまったのです。

なぜ、あえて退院を強行したかといいますと、
「放射線+抗ガン剤」の標準治療に加えて、
「天仙液」という漢方複合薬や「SOD」(Super Oxide Dismutase)
という抗酸化健康食品を併用したのが幸いしたからです。
入院1ヶ月半で6センチの悪性腫瘍がスッポンと消えたのです。

これは専門的にはガンの「完治」というのではなく
「寛解(かんかい)」といって症状の進行が一時的に止まる
状態をいいますが、大きな切り傷を受けることなく、
まず難関をクリアできたのですから、
ちょっと”奇跡“にも似た出来事でした。

あれから10年――、なんとしても「元気で長生き」を目指す、
ちょっと風変わりな闘病がはじまりました。
別に医師から教えられたわけでもなく、
自然に西洋医学と漢方医学を組み合わせた、
いわゆる「ガン統合医療」を取り入れたことになりますが、
その間の抗ガン剤と放射線の副作用や
後遺症の疼痛にはほとほとまいりました。
さて、いさぎよく退院はしたものの、
その後の在宅療法は大変なものでした。

患者は絶えず不安に怯え、判断に迷い続けるものです。
体調が狂えば
「やはりガンは切った方がよかったのではないか?」
とも悩みました。

おいおい、それぞれの療法については詳しくお伝えしますが、
まさに「漢方力」の知恵と驚異を生身で知る10年間でした。

自分でいろいろ工夫し、別の医師や病院を探して苦労した分、
ただ、あわてたりあせったりするのではなく、
患者の立場から「ガンの正体」や「いのちの力」の仕組みが
自分なりに見えてきたのは幸なことでした。
少しばかり頭も賢くなったようでした。

とくに「ガン難民」と「患者漂流」が蔓延し、
「長寿病弱国」とまでいわれるいまの日本では、
ただ病院任せ、医師頼みにする発想では
第2の人生は開けないといってよいと思うようになりました。


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2008年11月20日(木)

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