パリだけがフランスではありません

第93回
夏野菜で作るラタトゥイユ

7、8月の2ヶ月、いや9月いっぱいでしょうか。
我が家の食卓に週1回はのる献立があります。
夏野菜をたっぷり使ったラタトゥイユです。

できたての熱々でもいいし、冷たくても美味しく食べられます。
熱々をソース感覚で
スパゲティなどのパスタ類と一緒にいただいても美味しいし、
熱くても冷たくても
肉や魚料理の付け合せとして申し分ない一品となります。
そう、熱々ソースとしてその中に卵を落とすのもいいんです。

この献立は、数種類の夏野菜をいっぺんに食べられる点。
さらに1度多めに調理をしておけば、
日をあけてまったく別の一品として食べられる点が魅力です。

まずマルシェで真っ赤に熟したトマトを1キロは買います。
それにピーマン、ズッキーニ、ナスも買います。
日本の野菜とはいずれも大きさがまったく違う
(こちらの方が2倍は大きいでしょう)ので、
ここできちんとした分量はいえません。
多分「ラタトゥイユ」の作り方は、
日本でも簡単に見つけられるのではないでしょうか。

私は、まずトマトを湯向きして適当に刻みます。
鍋にオリーブオイルを入れて熱し、
そこへ刻んだトマトを全部入れ弱火でしばらく煮込みます。
そう、鍋の中にはローリエと、庭で栽培しているタイムを1束、
さらに潰したニンニクも入れます。
トマトを煮ている間に玉ねぎ、ピーマン、ズッキーニ、ナスを
それぞれ適当な大きさに切ります。
ズッキーニとナスには塩を振り、しばらく置いて水気を出します。
切った野菜を1度オリーブオイルで多少焦げ目がつくくらいに炒め、
トマトの鍋に入れます。
それからあとはゆっくり時間をかけて煮込むだけ。
最初は鍋に蓋をしていますが、
しばらく煮たら水気が飛ぶよう蓋をずらすか取ってしまいます。

最低1時間はくつくつと煮込みたいところです。

ピリッとした辛味がお好みの方は、
トマトを煮るところから鷹の爪を一つ入れると
なかなか良いようです。
私はこれが好きなのですが、
夫と息子に唐辛子(南フランスのとても小さな乾燥唐辛子)が
ソースに混じって見分けがつかないと非難されるので、
最近は控えています。
間違えて食べると、確かに辛いものがあるからです。


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2005年8月19日(金)

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