さて、今は雨季真っ盛り。
最高気温38度、湿度も高く蒸し暑いうだるような毎日です。
しとしと降り続く雨の中、スタッフ一団となって、
雑草と施肥・害虫の管理の農作業に追われています。
今年で私たちも3年目となりましたが、
今年は今までで一番素晴らしい苗ができました。
青々とつややかに茂る葉を見ると
心から嬉しさががこみ上げてきます。
茶色がかった新芽はティピカ特有のものです。
以前紹介した中南米の苗作りを参考にして作った6ヶ月苗も、
雨季に入ってからの気温の上昇の影響で順調に成長しています。
定植してからも苗が順調に成育するようであれば、
雲南でも6ヶ月苗の導入が可能になります。
導入できれば雨季の苗作りの労力を乾季に移行でき、
農園の管理がより効率的になることでしょう。
農園では3・4月に開花したコーヒーの実が、
10月から始まる収穫にむけてぐんぐん大きくなってきています。
コーヒーの実の大きさは遺伝的に決まっているといわれています。
樹齢にもよりますが、性質を最大限出す為には、
栽培中の水と肥料の量の管理が大切になります。
昨年は干ばつの影響が出てしまったので、
今年は降水量に応じた、一番いい環境を作っていきたいと思います。
写真を見ていただくとお分かりなるように
コーヒーの樹木の根元には雑草が多く茂っています。
しかし雑草は
きれいにすっきり抜いてしまうというわけではありません。
傾斜がきつい為、土が完全に露出させると
土砂崩れの可能性も出てくるからです。
コーヒーと共生できる雑草を残して他を除草していくのです。
有機栽培では、害虫と天敵、コーヒーとの共生植物など
バランスの取れた生育環境を作り出すことが大切です。
雨季は9月の下旬まで続きます。
コーヒーチェリーの収穫の日まで日々重労働に勤しみます。
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