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26.にーはお、雲南!〜食事のおばさん〜
加工場では6月末の出荷に向けて
グリーン豆の手選別の作業の追い込みです。
農場では定植と除草・施肥の作業の日々で雨期の農繁期です。
この忙しい農繁期の私たちをサポートしてくれるのが、
従業員全体の食事作りを担当してくれている「竜おばさん」です。

竜さんは加工場が設立した時から勤務している、タイ族出身の42歳。
平日朝7時45分から昼1時まで、夕方5時から7時まで
毎日3食の食事を作っています。
5日に1回は、6km離れた町で開かれる農民市で、
食材の仕入れもして、毎日料理の腕をふるっています。

竜さんのトレードマークは赤い民族衣装。
2か月後に結婚を控えた息子さんと
保山市内で事務の仕事をするお嬢さんがいます。
旦那さんはタイ族の次期村長候補。
彼女の夕食の片づけが終わる7時には
バイクに乗って迎えに来るほど仲が良く、
顔が広い情報通の夫婦です。

長男の結婚のために家を改築してからは、
ファッションにもこだわり始め、
素敵な民族衣装を手に入れるために、
年に一度家から300km離れた仕立屋に行き
素敵な衣装を仕立ててきます。

料理はとっても美味しく、スタッフにも大好評です。
今日はスタッフのお気に入り料理をランキングで紹介します。

1位 発酵させた野菜と牛肉の煮物
2位 豆乳よせの辛みソースがけ
3位 幼虫の炒め物
4位 青マンゴーの牛肉炒め
5位 フェンネルと卵のスープ
6位 はやとウリの新芽の炒めもの
7位 特製残り物チャーハン
8位 燻製豆腐とトマトのピリ辛炒め

全員の好みをよく知っていて、
体調の悪い人に合わせて料理を作ってくれます。
私の調子が悪い時は、決まってかぼちゃの煮物です。

これらのタイ族風雲南料理、
保存食の乾物や辛みに付け込んだ漬物をアクセントに
フレッシュな野菜と果物を取り入れていて、体の調子も整います。
お陰で私たち一家も病気知らず。
日々元気に仕事に打ち込めるのも
竜おばさんの作ってくれる食事のお陰と感謝でいっぱいです。


2010年6月2日(水)

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