第1071回
「邱先生の言葉に励まされました」
上海の郊外で、
日本の商社の一員として働く女性が、
今回の上海セミナーに参加してくださると
伝えていただいた時から、
たいそう興味を惹かれ、
すぐセミナー仲間の掲示板で
自己紹介してほしいとお願いしました。
するとこの方は私のお願いに応じ、
次のように自分のことを語ってくださいました。
「邱先生を存じ上げるようになったのは、
一年前、蘇州に工場を持っておられる
日本人の社長さんを訪ねたときのことです。
社長さんは、
『中国に行くなら邱永漢さんの本を読んだらいいよ』
と香港で撮った邱先生とのツーショット写真を
指しながら教えてくれました。
私は言われるまま、中国に駐在するまでに
先生のご著書を3冊ほどの本を読み、
わかりやすく的確な言葉で
中国のことが書かれていて、
先生はすごい人だなあと感じました。
そして先月(6月)、日本に帰国した際、
また新たな本を手にしました。
HiQでのコラムを集めた15冊目のご本
『中国に行きますか、日本に残りますか
君ならどうする?』でした。
この本の最後の7章に、
『大陸で日本人青年の出番がきました』
『若い人が日中間に新しい道を開きます』などと
特に中国で活躍する日本人青年について
書かれてあり、大変励まされました。
その中で身が震えるほど
感動した言葉がありました。」
「それはどういう言葉ですか」
私が聞くか、聞かない間に、
この方は答えてくださいました。
その内容は次回に紹介します。
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