第1064回
「永漢日語」で勉強中の友人を発見
邱さんが上海、浦東地区でお建てになった
「永華大廈」というビルの会議室で
セミナーをひらかせていただきますので、
私は前々日に、このビルを訪れ
ご担当いただいている方々にご挨拶しました。
このとき、
私が上海でセミナーを開くにあたって
尽力いただいた
瀬谷さんとおっしゃる日本人ご夫妻も
同席してくださいました。
瀬谷さんご夫妻は
一年前に日本から上海に移住し、
いまは邱さんのご配慮で
「永漢日語」で日本のカルチャーを
担当されているとのことですが、
瀬谷さんによると、
この「永華大廈」の10階に、
「永漢日語」の教室があり、
いま、私たちの友人の青年が
勉強しているはずだとのことです。
友人の青年とは
日本語を教える先生になる道を選び、
先日、東京で歓送した二人の青年のうちの一人です。
さっそく私と妻は10階のフロアーに上がりました。
このフロアーには「永漢日語」の受付があり、
教室も複数あります。
妻が、そのうちの一つの教室を窓越しにのぞいて、
友人の青年が、勉強していることを見つけました。
「なになに」と私ものぞくと、
確かに友人の青年が勉強しています。
青年も私たちが見学に来ていることを
感じとったようで、照れくさそうでした。
あとで、その青年に会って話をうかがうと
「中国語」のレクチャーを受けていたとのことです。
なんでも、日本語を教える教師には、
「中国語」を勉強する機会が与えられており、
それを利用して、
「中国語」を勉強しているのだそうです。
こうした話をうかがうだけで、
なんとなく「永漢日語」や「上海」に
親しみを感じるようになるから不思議です。
青年たちの今後の活動が
いい方向に進むことを
願わずにはおれません。
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