第1048回
青年たちの将来を楽観しています
二人の友人が
上海で仕事をするという道を選び、
これからは舗装されていない
デコボコ道を歩くことになり、
不適応現象が生まれてくるかもしれませんが
私は彼らのことを楽観しています。
そう考える理由は二つあります。
一つは、彼らが、
これから発展する社会に身を置き、
自分が将来を託せる仕事を見つけやすい位置に
自分を置いたということです。
日本で活動している青年たちは
中国に行ったら、
どんなことができるのか知りたがり、
中国で活動している日本人に
そのことについてたずねます。
そうした質問に対し、
中国で仕事をしている人たちは、
次のように答えているようです。
「しばらくこちらに来て生活し、
中国の実際に接して、
自分にどんな仕事ができるか、
考えてみてください」
そういわれても、
日本で働いている人間にとっては、
中国をしばらく観察する時間は
なかなか作ることができません。
それに対して
今回、中国に移住する人たちは、
まさに自分の居所を移し
中国をじっくり観察することができます。
そして自分が、
どういう場所でどんな活動ができるのか
見極めることができると思います。
このような理由から
青年たちはあたらしい将来
築くことができるだろうと見ています。
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