Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第1047回
新しい道にはデコボコが多いと思います

今回、私の親しい友人二人は
給料が少なくなるのに、あえて、
中国社会の中で生きていく道を選びました。

彼らは何度も中国を旅しているので、
今の中国に躍動感があふれていることを
知っています。

こうした社会との接点を得ることで
自分の新しい道が開けていくのでは
と期待を寄せての決断だと思います。

しかし、そうした青年たちの前途に対して
人はいろいろ心配します。

「新しい世界に飛び出せば
 楽しい体験もある半面、
 勝手の違うことにでくわし
 戸惑うことが多いのではないか」

「あなたたちはともに豊かになった日本で
 幼少期を過ごしていますね。
 組織に就職したときも
 給料は少なくなかったでしょう。
 そういう豊かな環境の中で
 過ごしてきたから、
 経済レベルが大きく違う中国で実際に生活すると
 いろいろな面で不適応現象が起こってきて、
 こんな道を選んだのは間違いだった
 と思うようになるのではないですか」

確かにそういう場面はあるかもしれません。
そういうとき、彼らはどう動くでしょう。
中国の実際の生活環境に接し、
日本との格差にびっくりして
100年の恋も冷めたというでしょうか。

それとも、
中国社会にはいろいろ
満たないところがあるけれど、
活気がある、やりがいがある、
そしてチャンスがある、
やっぱりこの社会で生きていく
と言うでしょうか。

私は若い二人は、
ともに後者の方向に向かって
走っていくだろうと見ています。


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