第1007回
「自分はいま勝負に出ようとしています」
前回、邱さんの81歳の誕生日のパーティーに
私は出席させていただき、
北京のセミナーに参加してくださった
大連の青年が邱さんに発した
「仕事をさせてほしい」旨の文章が
邱さんのお目にとまったことをご紹介しましたが、
このことを本人に伝えて
良いものかどうか迷いました。
話が思うように進めば
こんな幸せなことはありません。
一方、話が前に進まない場合は
青年の心をひどく痛ませることになります。
ですが、結果は時の運、
その後の結果は甘受していただこうと割り切り、
私は青年に、邱さんに宛てた文章が
お目にとまったようですよと伝えました。
青年が強く感激したことは
言うまでもありません。
本人は、次のような言葉を返してきました。
「私はいまは邱さんの事業に
参加させていただきたい、
という気持ちで一杯です。
戸田さんの言葉を借りれば
『勝負』に出たいと思っています。
邱先生が手紙を読んでくださって、
そのあと、連絡があるのか、
それともないのか、全く分かりませんが、
次のステップに繋がる良い結果を期待して、
日々の勉強に熱を入れようと思います。」
本人に伝えたのが
よかったのか、よくなかったのか、
わかりませんでしたが
私も祈るような気持ちで
青年からの返事を読ませていただきました。
|