第1006回
青年の文章が邱さんのお目にとまりました
北京でのセミナーに
大連から参加していただいた青年から
邱さんに自分を売り込む方法について相談を受け、
私は激励したに過ぎませんが、
青年は邱さんに宛てた
自分の意を込めた文章を書き、
それに対する私の感想を確かめたあと
邱さんに送ったようです。
いま確かめると、
それは3月28日のことで、
それから3日たった3月31日、
私は、邱さんの81歳の誕生日のパーティーに
出席させていただきました。
私は邱さんにお目にかかるなり、
北京の三全公寓で
セミナーをひらかせていただいたこと、
そしてスタッフの皆さんに
たいそう親切に応対していただいたことをお伝えし、
お礼を申し上げました。
邱さんは
「そうでしたか。それはよかったですね」
と応じてくださり、そのあと
「ところで大連から
参加していた人がいたようですね。
どんな人ですか?」
とお聞きになりました。
「すばらしい青年です」と
私は、すぐに返事をしましたが、
思いつめたような表情をしていた
青年の顔が浮かんできて、
「先生、よろしくお願いします」
というなり、私は頭を上に
あげることができませんでした。
邱さんはその日のスピーチのなかで
いま自分のところには
大量の履歴書が届いていて
一日かけても読みきれないと
おっしゃっていました。
そんな邱さんのお目に、
大連の青年からの私信が
とまったんだと知り、
驚きそして喜びました。
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