Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第981回
海を越えての転職体験を語っていただきました

三全公寓の「林一品」で
前夜祭を行った翌日、
こんどはイタリア料理店
「イル・ミリオーネ」に
30人ばかりの方にあつまっていただき、
講演会を開きました。

講演のテーマは「道を拓く」です。
そのトップバッターとして、
日本のあるIT系企業の関連会社で働いた後、
中国に渡り、いま北京で
中国人が経営する会社に勤める日高修さんに
“海を越えての転職体験といまの心境”を
語っていただきました。

日高さんは、いま30歳。
不景気のさなかに
日本で社会人としての生活を始めています。
親会社は日本人なら
誰でも知っている有名な会社ですが、
入社した3年目に
40歳以上対象の希望退職制度が始まり、
全社員のボーナスもダウン。
その翌年には希望退職の対象が
30歳以上へと繰り下がったそうです。

先行きに不安を感じ、日高さんは、
経済面でなにか備える必要を感じ、
「ほぼ日刊イトイ新聞」に書かれていた
邱さんの文章に接します。

邱さんの文章に接して、
一度は、中国を見ておかねばと、
中国の短期のパック・ツアーに参加し
また翌年、上海短期留学にも参加します。

そのとき、一緒に短期留学に
参加していた日本人から、
友人の中国人が
中国で事業を展開していると教えられ、
そのあと、社長と面談して、
自分のところで働かないかと、
誘いをかけられたのだそうです。

こころが動かされましたが、
一時の感情で動いてはいけないと自制しますが、
日本に帰国したあと
中国への転職の決意の固いことを確かめ、
転職を決意します。

日本で仕事をしていたときと比べると、
給料は大きく下がってしまったけれど
仕事をめぐる環境は大きく違い、
いずれ、転職してよかったと
思えるようになるのでないかというお話でした。
本人はあがってしまって
うまく話せなかったと反省しきりでしたが
聞く人は皆、心打たれたようでした。


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