Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第968回
北京の青年たちの敬老精神に目を見張りました

三全公寓を発ち、
故宮を中心にぐるっと回る三つ目の環状線
「三環路」を20分くらい走ってから、
私たちを乗せたタクシーは
海淀区(カイティエンクー)のショッピングセンター、
「当代商城」の正面に着きました。

道を越えて前方に、
「人民大学」と書かれた看板がみえます。
そこで待っていると
私たちの道案内人、松尾さんが
学校での勉強を終え、姿をあらわしました。
ちょうど、昼の時間だったので、
ショッピングセンターに入り、
西洋料理を選んで食事をしました。

しばし懇談したあと、外に出て、
目的地である中関村に向かうことにしました。
しかし松尾さんがタクシーを見つけようとしましたが、
なかなかつかまりません。
そこで北京の人たちが利用している
「公共汽車」(バス)に乗って
目的地に向かうことにしました。

「公共汽車」(バス)に乗ると
多くの人がひしめくように立っています。
ふと下を見ると、バスは二台の車両が、
円形状の大きな鉄板で結ばれて、
車両と車両のすき間から、
下の地面がすけて見えることに気づきました。
「鉄板の上に乗るのは危険ですから
 そこは避けてください」と
松尾さんがアドバイスしてくれました。

さて、このとき、
姉夫婦も一緒だったのですが、
座っていた若い人たちがすっと席を立って
姉夫婦に座席を譲ってくれましたので
二人は目をパチクリさせました。
すると妻や私にも若い人たちが
さっと席を立ってあけてくれましたので
驚きました。

中国の青年たちは、
年をとった人がそばにいるときは、
席を譲るものです、
としつけられていることが、
否応なくわかりました。
日本ではめったに見かけない光景です。


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