第967回
北京の広告看板は色彩が豊かです
私は北京のセミナー会場にした
三全公寓の「イル・ミリオーネ」を下見して、
セミナーをひらくときの要領についても
現地のスタッフの方と
打ち合わせをさせていただきました。
またついでに
三全公寓のほぼすべての施設も見物させていただき、
気分もスッキリしたところで
北京市内に出かけることにしました。
私は北京に着いた当日、
友人の松尾さん(留学生)に
翌日の午後は中国のシリコン・バレーと言われている
中関村を訪ねたいので、
道案内をしてほしいとお願いしていました。
それなら「人民大学」の前にある
「当代商城」というショッピングセンターで
待ち合わせしましょうと、
松尾さんは言ってくれました。
そこで、私はすでに
三全公寓に到着していた
日本からのセミナー参加者7人と
2台のタクシーに分乗し、
待ち合せ場所に向かいました。
タクシーは幅の広い道の上を勢いよく走ります。
いまどういう道を走っているのか
知りたくなります。
さいわい走っている前方に横断橋があり、
そこに「場所」を示す名前が書かれています。
書かれている場所名を、
手に持った地図で探すと
「三環路」という名前の環状線を
走っているのがわかりました。
さて、車に乗って、
周囲を見渡してすぐに気づくのは、
道路に面した建物のあちこちにつけられている
広告看板が派手なことです。
赤とか、桃色とか、紫とか、
目立つ色で広告が描かれ、
いやでも人の目をひきつけます。
中国では
赤はめでたい色とされているそうですが、
それにしてもよく目立ちます。
私が10数年前北京を訪れたときは
灰色の建物しか見えませんでした。
それに対して、いまは外を見渡すと
色鮮やかな広告看板が立ち並んでいます。
中国は、大きく変わっているぞ、
それが市内に出て受けた最初の印象です。
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