第962回
緊張して中国語の挨拶言葉をトチリました
私が北京セミナーの会場となる
三全公寓に着いたとき、
三全公寓側で今回のセミナーについて
窓口になって下さっている
陳トンさんからの伝言として
「明朝、セミナーの段取りなどについて
打ち合わせを行いたい」
というメッセージをいただきました。
そこで翌朝、食事を終えて、
受付のフロアーに出向くと
陳トンさんが笑みを浮かべて
私の方に近づいてくださり、
ご挨拶させていただきました。
陳さんは日本語がとても堪能な
中国人女性で、日ごろ、
私たち日本側のマンションオーナーの
応対にあたってくれています。
そして今回の北京セミナーについて、
ご担当いただき、
私からのお願いのすべてを
テキパキと速やかに処理してくださりました。
ということで、
お姿を拝見するのは初めてでしたが、
親しい方にお会いするような気持で、
ご挨拶をさせていただきました。
でも、私は緊張していたようです。
陳さんのご案内で、
1階のフロアーにある
「種字林」の部屋に通していただきました。
そこには中国の古い家具などが並べられ、
セミナーの合間を見て、
立ち寄らせていただきたいと
思っていたところです。
「種字林」の部屋の入り口のところで
机の上を拭いている中国人女性と
目線が会いました。
私は「ニーハオ」(こんにちは)と言うつもりでした。
ところがなぜか、私の口から出たのは
「ツァイツェン」(再見)という言葉でした。
ご存知のとおりこれは
「さよなら」「またお会いしましょう」
という意味の言葉ですね。
「ああ、いけない、こういうときはニーハオだ」
と思い起こし、「ニーハオ」と言い直すと、
中国人の女性は、笑いながら
「ニーハオ」と美しい北京語で
応じてくださいました。
あこがれの三全公寓でのセミナーを控え、
私はやっぱり硬くなっていたようです。
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