Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第959回
やっぱり邱さんは“縁結びの神様”です

北京言語大学の留学生、
松尾さんに導いていただいて
三全公寓に到着すると、
日高修さんとおっしゃる友人が
私を待ち受けてくれていました。

日高さんとの交流のきっかけは
私がこのコーナーで
「メールをお送りくださる人たちや
 セミナーに参加してくださる人たちをみていると
 どうも邱さんには、若いファンがおおぜい、
 生まれているようです。
 糸井さんの“ほぼ日刊イトイ新聞”で
 連載されたことが関係しているのでしょう」
と古いファンの一人として、
驚きをこめた感想を
書いたことにはじまります。

その直後、中国の北京から日高さんが
「実は僕もそうなんです」と
メールを送ってくださいました。
うかがえば上海短期留学に出向いたことが
きっかけになって、
中国人が経営する会社に
つとめるようになったとのことです。

そして、昨年末、日本の正月にあわせて
休みをいただいて帰国するので、
お会いしたいという要請があり、
日高さんのご両親がお住まいになる逗子と
私が住む藤沢市の中間地点になる
東海道線の大船駅でお会いし、
2時間ばかり会食しながら、懇談しました。

そんなことで、松尾さんが会社をやめて、
北京に留学することになったとき、
私は日高さんを紹介し、いらい二人は
「ともに邱さんのファンだ」
という親近感から親交を重ねるに至っています。

この二人は、三全公寓についたばかりの
私と妻をタクシーに乗せて
北京で最近開業したという店に
案内してくれました。
そこは赤坂にも店をだしている「鼎泰豊」
(テン・タイ・フォン)でした。
「鼎泰豊」の台湾、台北の店は
「邱永漢がすすめるおいしい店」(実務手帳)でも
紹介されています。

日高さん、松尾さん、
そして私と妻の4人は
この店ご自慢の小籠包に舌鼓をうちながら
店が閉まるぎりぎりの時間まで、話を続けました。
考えてみれば、ここに集った
日高さん、松尾さん、そして私の3人は
ちょっと前までは何の関係もありませんでした。
しかし、邱さんに関心を持つことが縁で
急速に交流が深まり、しょっちゅう
メールの交換をする間柄になり、
こうやって未知の地に来て
交流を楽しんでいるのです。
私たちにとって邱さんは
やっぱり“縁結びの神様”です。


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