Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第936回
「変化」が新しい仕事を考える手がかりになります

20年ばかり前のことになりますが、
当時勤めていた新日鉄の八幡製鉄所で、
新規事業を企画することになり、
どんな事業が考えられるのかを追求する過程で、
邱さんが本の中で
「今の時代を流れている潮流は
 老齢化・成熟化・国際化の三つ」
と書かれていることを見つけました

邱さんが言及されている大潮流のうち
「老齢化」というのは
人間の寿命が伸びて、
日本国中、どこを見てもみな、
年寄りだらけになるということです。

「成熟化」というのは
生産体制が十分に整い、
生産能力が需要を上回るようになり、
生産よりもサービスに価値が
置かれる時代になったということで、
当時勤めていた会社などの状況も
この一言で表現されるものです。

そして「国際化」は
国境を越えて人や物やお金が
激しく動き回るようになっているということです。
当時、自動車会社がアメリカに工場を建てたり、
醤油の会社もアメリカで
工場を作るといった動きが起こっていて、
この傾向が進むであろうことは
よく理解できました。

この三つの潮流のうち、
自分が置かれた環境のもとで
新しい仕事を考える際に役に立ちそうなのは、
「老齢化」という切り口だと考えました。
このようにいまの社会のなかで
起こっている変化に目をつけることで
新規の事業を考える手がかりが得ることができました。

幸いにして邱さんは
今起こっている変化について発言してくれています。
またそもそも時代の流れを読むには
どうしたらいいかも伝えて下さっています。
今回の「仕事づくりの知恵づくり」セミナーでは
こうしたことについて邱さんが
送ってくださっているメッセージを
皆さんと共有化したいと考えています。


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