第935回
世の中の変化に目をつけることが必要です
ふだん、私たちは、
今日、あるいは明日を
どう生きるかということについては考えても、
将来、この世はどうなるのか
といったことについては考えません。
でも新しい仕事を創り出そうと思うと、
この先、世の中はどうなって行くかについて
思いをめぐらすことが必要になってきます。
私は勤務先の会社で
新規事業の企画を担当するようになり、
どういう仕事が考えられるのか、
自問するなかで
このことに気づきました。
新規事業として
どんな仕事があるのか
具体的に考えていくには、
この先、世の中はどうなっていくのかについて
見通しを持つことが必要なのです。
もっとも、そういうことに気づいても
これといったものは何も浮かんできません。
ただ、幸いにして私は、当時から
わりに熱心に邱さんの本を読んでいまして、
邱さんなら、日本の社会が
これからどうなるかについて、
何かおっしゃっているのではないか
と考えました。
そこで手元にあった本を手にとって
ページをぱらぱらめくると、
「今の時代を流れている潮流は
老齢化・成熟化・国際化の三つ」
と書かかれていました。
この文章は私の関心に
ズバリこたえて下さるものでした。
そこには社会のなかで起こっている変化が
簡潔に書かれていて、
この先、必要とされる仕事を考える上で
大きなヒントになりました。
邱さんは、いろんな形で
いまどんな変化が起こっているかについて
ご自身の見方を伝えてくださっています。
今回の「仕事づくりの知恵づくり」セミナーでは、
そうした邱さんからのメッセージについても
勉強したいと考えています。
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