第917回
即席で一坪ショップ購入の体験話をしました
若き日の邱さんが活動された
「漆咸圍(チャタム・コート)」を訪ね、
話に花を咲かせながら、
「尖沙嘴東(チムシャツイトン)」の方向に向かって
坂を降るところで、
私がいまから15年前に投資した一坪ショップが
ギッシリ並んでいる
“百利商業中心”(ビバリー・コマーシャルセンター)
というショッピング・センターに再会しました。
私がこの場所を訪れたのは
今から15年前の平成3年です。
その3年前の昭和63年から邱さんは
「香港が大陸に飲まれるのではありません。
大陸が香港化するのです。
だから香港返還を恐れる必要はありませんよ。
香港はますます発展します。
だから香港の不動産は買いです」
とおっしゃっていました。
私は邱さんのこうした考えが記述された
『アジアで一旗』、
『アジアの風』、
『海の向うが面白い』
の3冊をバッグに入れて香港を訪れ、
前もって邱さんの事務所の方からうかがっていた
この場所に立ち寄りました。
私は邱さんの考えに賭けてみたい気持ちになり
700万円のお金をこの場所に投じたのです。
買ってから6年たち、
香港返還を直後を控えた時、
ある中国人が買いたいということで
売ることにしたら、
購入金額の3倍になっていた場所です。
ということで、これは
不動産投資に関心のある人には
興味深い題材になります。
そこで私は“百利商業中心”のビルの中で
ずらりと並ぶ
一坪ショップの一つを買った体験を
即席で話させていただきました。
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