Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第846回
株の情報は参考程度にながめるのがいい

今年の9月末のころのことでした。
東京でのセミナーに参加した人でつくっている
ネット交流の場である人が突然
次のような発言しました。

「遠東生物科技がとうとう駄目みたいです。
 私はこれで30万が飛びました。
 やっぱりP株(プライベートカンパニー=民間株)は
 博打ですねぇ。
 一時期、日本で人気があったワーサンガスも
 どうなることやら・・・」

そうしたら別の人が、これを受けて
「ワーサンガス。私これ持っています。
 私も30万円のお金が吹っ飛びました。
 4月6日以降、ずっと取引停止状態です。
 これでもう大穴馬券を狙うのはやめました。」

私自身は不勉強で、
「遠東生物科技」も「ワーサンガス」も
はじめて聞く銘柄です。
ですが、あちこちで出会った人から
同じ失敗をしたと聞きますから、
これらの株を買って失敗した人は
少なくないようです。

当然、これらの株を
優良株だと推奨してまわった人がいるはずで
聞くところによると、その一人は
私が東京で理財をテーマにしたセミナーのとき、
「自分にはとても参考になるので
 皆にも紹介したいのです。よろしいですか」
とある青年が打診してきた情報を
提供している人のようです。

こうした体験を通してわかることは
株についての情報を流している人も
先が読めないことにおいては
私たちと何にも変わらない
ということです。

株のボードを毎日眺めて暮している人は
私たちには
「さぞかし株に精通して、
 先のことも見えているんだろうなあ」
と思ったりしますが、そういう見方は
全く的を射ていないことがわかります。

邱さんがしばしば、株については
いろんな情報が流されるけど、
参考程度にながめておくのが
いいとおっしゃいますが、
こういうケースを念頭において聞くと
言葉の真実味がじんわりと伝わってきます。


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