Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第793回
「中国語は中国に行ってからマスターします」

昨年、はじめて
「人生設計セミナー」を開いたときに出席してくれ、
またそのあと、
参加者が交流できるネット環境を整え、
運営にもあたってくれていた青年
北京の大学に留学することに決めました。

連絡をいただき、メールで
「どこの大学に留学するのですか」と聞くと
「北京語言大学です」という答えが返ってきました。
中国の大学のことは何も知りませんが、
知らないことに対する好奇心が刺激され
インターネットで「北京語言大学」を検索すると
ビル風の校舎が画面に出てきました。
そして住所を確かめると
北京市海淀区学院路15号とあります。

手元の世界地図を手にとり、その本に出ている
北京市の市内地図で調べると、
海淀区(ハイ ティエン クー)は北西部の区で、
「北京大学」や「清華大学」といった大学や、
中国のシリコンバレー、「中関村」などが
ある場所だということがわかりました。

さっそく青年に会い、留学に至るまでの経緯や
留学の目的とかについてあれこれ聞きましたが、
勤め先の人に北京に留学することにしましたというと、
「君は中国語ができるのか」と聞かれ、
「中国語はまったくできません。
 中国語は北京に行ってから勉強します」
と答えたというやり取りをきいて
面白いと思いました。

中国語ができるようになってから
中国にいくとなると
留学できないかもしれません。

それより、中国に行くことが先で、
中国に行って、中国語をいやおうなく、
使わざるを得ない状況におけば、
中国語が身につくほかないでしょうね。

何でも完璧に準備してから動くとなると、
実際に行動できなくなるもので、
それより動き出すことが大切だ、
ということは、邱さんがしばしば
おっしゃることですね。
この青年は、そんな邱さんの考えを
自分なりに取り込んだのかもしれません。


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