第789回
中国ではたらく日本人青年の仕事は進出企業のシステムの保守
上海への短期留学がきっかけになって
北京にわたって中国人の会社で働いている
という青年からお便りをいただき、
私は返事を書きました。
「心温まるメールをいただきまして
ありがとうございました。
思い切って中国にわたり、
当地で仕事をされる道を選ばれたとのこと、
敬意を表します。
私の若い友人たちのなかには
中国と接点をもった仕事をしたいと
考えている人が大勢います。
北京でどんな仕事をなさっているのですか、
また機会がありましたら、そちらの状況を
教えていただければありがたいです。」
このようなことを書いて青年に送ると
すぐに答えを送ってくださいました。
「返信していただきありがとうございます。
私の仕事ですが、日本と繋がりがある内容です。
会社は中国に進出している日本企業の
社内システムの保守を行っています。
その日本企業が中国に八つの拠点を持っていますが
そのうちの一つの拠点での社内設備の保守です。
私の部署には日本語のできる中国の方がいるので
中国に進出している日本の会社の仕事ができるのですが、
これから仕事の規模が大きくなるにつれて
私のような日本人を入れて
よりサービスをよくしようと
社長は考えているようです。
日本で働いていたときも、
コンピュータ関連の営業をやっていたのですが
こちらではより技術的なことも必要なので
その知識も覚えつつ
言葉も覚えなければいけないので二重苦です。
と言いつつ社内の数名には日本語が通じますし
お客様も日本企業ですので
それほど仕事上は言葉では困りません。
ただ日常生活では困りまくりで、例えば料理の注文などは
メニューを見てほとんど勘を頼りに注文して何が出てくるかは
現物を見るまでわからない、なんて状態です。
ちなみにもうひとつ携帯電話関連別の部署があり、
そこに日本人が2人いまして、
そこにも1人邱さんファンがいます。」
わかりやすい言葉で答えてくださいましたので、
この日本人青年が北京でどんな仕事をしているのか
よくわかりました。
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