Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第788回
北京で働く青年からお便りをいただきました

今年5月ごろのことですが、
『ほぼ日』で邱さんの文章を読んだことが
きっかけになって、
邱さんに関心を寄せるようになった
若い世代の人が増えていると書きました。

この文章をお読みになり、
自分もその一人だとおっしゃる
北京在住の日本人青年が
次のようなメールを送ってくださいました。

「戸田さん、はじめまして。
 以前からずっとサイトを楽しみながら
 読ませていただいていますが、
 はじめてメールします。

 戸田さんがお書きになった
 『あなたも賢者になれる
 ー私は邱永漢さんの知恵を借りた』
 も初版で読ませていただきました。

 最近『若い世代の邱さんファンが増えている』
 のお話がありましたが、
 おもしろく読ませていただきました。
 実は私もほぼ日刊イトイ新聞で
 邱さんのエッセイを読んだのがきっかけで、
 邱さんを知るようになりました。

 毎日読んでいるうちに、2003年の正月には
 上海短期留学に参加することにしました。
 そこではいろんな出会いがあり、
 ある日本企業の事業部長さんが参加されていました。
 その方と同じクラスになったのですが
 一緒に食事しているときに、
 その方の元部下の中国人で
 現在、中国で会社をおこし、
 社長をしている方を紹介していただきました。
 その後いろいろあったのですが
 いまはその中国人社長の北京の会社で働いています。

 ホームページや本などを通して
 中国と将来的には何かかかわれたらいいなあなんて
 漠然と考えていたのですが、
 上海短期留学がきっかけとなり
 今では北京で働いているというわけです。

 ほんとに縁とは不思議なものだと言いますが
 その通りだなあと日々思っています。
 自分が転職することになるとは
 少し前には想像のつくものでもありませんでした。
 邱さんのおっしゃる通り、ぼやぼやしていたら
 すぐに歳をとってしまいそうでしたので
 この道を選択しました。

 今は環境激変で日々あっという間に流れていますが
 数年後にどのような結果になっているか自分でも楽しみです。
 今後も戸田さんのメッセージを
 楽しみしていますので連載大変だと思いますが
 頑張って下さい。それでは失礼致します。」

中国で活動している青年からメールを
いただくことは私の場合、珍しいことでもあり
すぐに返事を書いて送りました。


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