第779回
最初に買った中国株は大きく株価を下げました
私が中国の株を買ったのは
平成8年のことです。
平成5年に行われた邱さん主宰の中国投資旅行に参加し、
大連で工場を見学し、
昭和35,6年ころの日本で起こった工業化が
中国でも着実に進行していることを感じました。
こうした体験が
中国の株を買う下地になりましたが、
直接の動機になったのは、
平成5年の後半から平成6年にかけ、
邱さんが“中国株は前途洋々です”と
中国株を買うことを人に薦めるようになったことです。
この頃、中国株といえば、
もっぱら上海B株のことで、
邱さんはピルキントンガラス(上海耀華ガラス)とか
上海エレクトリック(上海電気)とか、陸家嘴が、
有望な会社だとおっしゃっていたように思います。
邱さんのそうした話に刺激を受けて
中国株を買った人が多いと思いますが、
私もその一人で平成8年になってから、
中国の会社の株を買うようになりました。
最初に買ったのが、ピルキントンガラスで、
次に上海エレクトリック、華新セメント、
そして陸家嘴の順で株を買いました。
ところが私がピルキントンガラスとか
上海エレクトリックを買ったときから
中国株はどの株も株価を下げ続けるようになりました。
下げ幅があまりに大きいので、
中国株に期待を寄せたのは
間違いだったのかな
とも思ったりもしました。
さて、問題はこういうときにどうするかです。
買った株が株価を下げていくと、
奈落の底に落ち込んでいくように思い、
泣きたくなるような気持ちになりますが
悲しい気持ちで傍観するばかりでなく、
こういうときにその株を買い増していけば、
株の買値の平均を下げていくことが可能です。
私はその道を通ることにしました。
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