Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第778回
中国株を買うきっかけは成長の風にふれたこと

私は創刊号の雑誌で
株式投資特集を担当しているライターの青年に
会いました。
青年が追求しているテーマは「40代からの株」で、
私に求められているのは中国株投資の実際体験です。

さて、どういうことがきっかけになって
私が中国株を買うようになったかですが、
平成5年のゴールデン・ウィークに
邱さんの3回目の中国ツアーに参加しました。

当時、邱さんが北京市内に
外人居住用のマンションを
建てることを計画されているとのことで
私はその一室を購入したいと考え、
マンションが建てられる場所を
自分の目で確かめたいと思い
ツアーに参加しました。

その目的はきちんとはたせましたが、
このツアーで、大連の機械製作工場に
立ち寄ることがあり、工場を見学した際
邱さんがツアーの参加者に向かって
「いまこの工場長から聞いたのですが
 この工場では5年先の受注まで
 埋まっているのだそうです。
 自分は、昭和35年頃、群馬県にある
 小島鉄工所を訪れましたが
 そのとき、10年分の受注が入っていると聞きました。
 高度成長期には
 こういうことがあるんですね」
と話してくれました。

この話をきいて、私は
30年ほど前に日本で起こったことが、
いま、中国で起こっているのだ
ということを実感し、日本に帰り、
すぐに国会図書館に向かいました。

邱さんが昭和35年頃、
「会社拝見」と題して
小島鉄工所など、
これから成長すると邱さんが見込んだ会社を
紹介する文章を読むためです。

私は邱さんの文章を掲載する
『週刊公論』を借り出し、
「会社拝見」を読み、
高度成長期の時代の雰囲気を味わいました。
そしてこうした頃、日本が体験したことが
いま中国でも起こりつつあり、
“成長株”が続々生まれてくるように思い、
こういうことで、中国株を買い
成長の波に乗る道があるなあと
感じるようになしました。

以上は平成5年頃に私が体験したことですが、
そんな話をライターの青年にすると
彼は面白い話を聞くような表情をしながら
せっせとメモを走らせました。


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