Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第762回
株を持てば、変化への対応が機敏になります

邱さんは株で儲ける人より
損をする人のほうが多いとおっしゃいます。
『女の財布』でもつぎのように書いています。

「株式投資をやって
お金儲けするのは容易なことではない。
売ったり、買ったりするたびに、
証券会社に手数料をとられる。
お金が儲かっても、損をしても、
手数料だけは確実にとられる。
その手数料だけで、
証券会社はあんなに立派なビルを建て、
あれだけの従業員と
その家族たちを養っているのだから、
株で儲かっている人よりも
手数料をはらわされている人が
如何に多いかわかる。」

株で儲けている人よりも、
手数料を払って損をしている人のほうが多いんですね。
しかも、邱さんが『女の財布』を書かれた
昭和57、8年という時期は
日本の経済がすでに「低成長」に入っており、
「投資家の手元に残る分」が
以前より少なくなった時期でもあります。
しかし、そうであっても
株にお金を投じることには意味がある
というのが邱さんの意見です。

「株の売買でさしてお金が儲からなくとも、
株で儲けようとする姿勢の中に、
お金儲けとか、経済に対する知識や要領が
自然と備わってくるから、
女性のみならず、定年で第一線から退く人にたいしても、
『株をやった方がいいですよ』と私はすすめている。
1000株でも株を持てば、『欲と二人連れ』で
世の中の動きを観察するようになるから、
変化に対する身の処し方が機敏になる。

信頼すべき筋から、
『あの株がいいですよ』と聞かされても、
何もしなければ、
いくら株があがっても、
『ああ、あがったようだなあ』
というだけのことであるが、
すぐに証券会社に電話をかけて
株を買う習慣を身につけた人は
その日から世の動きと
かかわりがあるようになる。
親からタダで株をもらった人でも、
ただ持ち続けているだけでは駄目で、
時代に合わせて時々、
自分の株の持ち方が正しいかどうか
検討してみる必要がある。」
(『女の財布』)


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